暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第2話『怪獣王の雄叫び』
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る!”
“それであなたの子供が巻き込まれたらどうするのですか!?”
“…解った。話を聞く。”
“まず、あなたの子供がいなくなったのは?”
“あれは、七回空が暗くなる前のことだ。お前達が私の子供と共に姿を消したんだ。”
『フェイト、リンカーコアの所有者の中で生物学者を探してくれ。エクシードデバイスに転移魔法は登録していない。そうなれば元から魔力を所有している人が限られる。そして、ゴジラを調べたがるのは生物学者に絞られる。頼めるか?』
“うん、任せて!”
雅は外で待機していたフェイトに指示を出す。
“今、僕の仲間にあなたのお子さんを探しに向かわせました。”
“信じていいのか?”
“はい。なので、僕達を攻撃するのは少し待ってもらえませんか?”
“構わない。ただし、空が暗くなるまでだ。”
『皆さん、ゴジラの子供を夕暮れまでに探して下さい!』
雅は待機している軍人に連絡をとる。
“さっきから出てくるゴジラとは何だ?”
“失礼しました。我々は、あなたのことをゴジラと呼称しています。名前はありますか?”
“呼ぶ名前はない。ないと困るのか?”
“はい。もしよかったらゴジラと呼んでも構わないですか?”
“いい。お前は何と呼べばいい?”
“雅といいます。”
“そうか、ミヤビ。”
“それで、どうして発電所を、エネルギーを作っている場所を攻撃したのですか?”
“あれは私が憎むもの。そして私の食べ物だ。”
“やはりそうでしたか。”
その頃、フェイトは生物研究所に来ていた。
「すみません、こちらで最近恐竜型の生き物を見ませんでしたか?」
フェイトは質問をするが、返事来ない。
「それでは、今回の事件の調査の為に、施設内の捜査をさせていただきます。」
フェイトは生物研究所に進入する。
“しかし、あれは僕達が生きていくのに必要なものなのです。それを勝手に食べることはどうなのでしょうか?”
“あれは本当に無いと困るものなのか?お前達が自分の都合で何かに迷惑をかけているだけではないのか?”
“あのエネルギーは確かに、僕達の都合で作っているものです。ですが、ここは僕達の住み処、言わば巣なのです。巣で暮らす仲間の為に何かを犠牲にすることは、咎められる理由にはなりません。”
“確かに、それは間違っていない。だが、それなら私が生きるためにお前達のエネルギーを狩ることもまた、咎められるものではない。”
“そうですね。その通りです。ですから、共存できる方法を考えたいのです。”
“…共…存?”
“はい。ただ奪い合うだけではない。お互いがより安心して生きていける、そんな方法を考えたい。だから、ゴジラも解ってほしい。”
“お前達は相も変わらず身勝手なものだ。私をこんな姿にして、灼熱に落とし、勝手に海に沈めて、身勝手に私をまたこの姿に
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