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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
幕間 三幕 買い物と、忠告と言う名のお願い。
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私が拠点にしていた場所にそいつは現れた。
私とは違う黒い狐の面に、やたら
見覚え
(
・・・
)
のある白銀の騎士甲冑と、もう現存しない筈の機械軍刀を持った女性。
咄嗟に逃げようとしたけれど。
――やめとけ。何処に跳ぶかなんて分かってるし、何処に撤退するかも分かる。話がしたいだけなんだ。
そう言って見せてきたのは、やたらボロボロになった……私の転送札。だが、対応する札は私は持ってないし、作った憶えの無いものだった。
だが、問題はそこじゃない。私が跳べるという事がバレていること、そしてその口ぶりから私が何処に札をセットしたのかバレていると言うことだ。
さらには……その白いアンノウンが持つ刀は不味い代物だ。
対艦戦闘用重機関軍刀。
刃をカートリッジの様に、使い捨て同然に扱うが、一度点火し、斬り掛かれば個人の防御を――否、艦船の装甲を断ち切る刀。
眼の前の人物が素人なら……ある程度の武芸者だったならば躱して退く事も出来ただろう。
だが――あの時点では不可能だった。
扉を塞ぐように立ち、隙のない自然体の構え。一か八かで跳んだ所で捕まるのは目に見えて分かる。
いっそ勝負に出ようと思っても、点火された刀に触れればアウト。何よりこちらは弱体化しまくりのコンディションは最悪な私。
ならば――と、そこまで考えた時に。
――勘違いしないでほしい、別に戦いに来たわけじゃない。忠告と言うかお願いに来ただけなんだ。
そして、驚くことを聞かされたのと、それを証明するかのような情報。
私が探していた、本命の情報の一端を渡された。一ヶ月掛けて探し出そうとしてった情報を、それも私が欲したモノを何故この人が?
――信じてとは言わない。だけど、これだけは絶対に頼む。それは――
その内容を聞いてひっくり返るかと思った……勘弁してよ。もう……。
まぁいい……応じるか応じないかは別問題としても、渡された情報だけでは心許無い。だから探すのは一手。
王手を指せる最後の……私達を縛る枷の鍵を解く情報を!
ま、それよりもアンノウンにバレた以上、地上本部潜入場所変えなきゃね。
……それにしても、あのアンノウン。どうやってここまで来たんだろう? おかげさまで時間掛けて用意したものが全部パーだよ。
朝方に入って用意したって言うのに、アンノウンの乱入のせいで気がつきゃもう昼過ぎだし……最悪。
……近いうちって何時だよ全く。レリック持った女の子が現れるなんてそんなご都合展開有るもんか。
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