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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
幕間 三幕 買い物と、忠告と言う名のお願い。
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――――
「……やー、もーこの裏路地使うの止めます」
「「そうして下さい」」
追い払ったと言うか、少しお話をした男の人達曰く、近くの喫茶店の看板娘さんと写真が取りたくて声を掛けたらしい。
曰く、接客時とは違う、キリッとした状態の写真が取りたくてあえてお店外の今話しかけた所で私達が乱入。一応収まって、この店員さんが言うには写真は受け付けてないけれど、今度また来た時ちょっとはサービス出来るということを伝えて退散してくれた。
そして今。
「それにしてもこの裏路地というか道は、管理局の人とよく出会うなぁって」
「……よく?」
「もしかして、前もここでなにかあったの?」
首をかしげるアーチェを置いといて、私から質問をすれば。困ったようくしゃりと笑って。
「あぁ。シグナムさんにもここで会ったよ。
響
(
・
)
に似てるって」
「……う゛」「……ぬ゛」
思わず二人して固まる。だって、私達も同じ理由でここに……この人を追ったわけだし。
……そう言えば。
「あの、お名前は……?」
ふと、考え込むように視線を右から左に泳がせてから、ニヤリと笑って。
「それは、管理局員として取り調べの意味で?」
……うーん、ちょっと意地悪な質問だ。ここでそうですよって答えればアウト、おそらく離れるだろう。だから答えるべきは。
「ううん。同性として、ここで知り合った人として」
そう言って握手しようと手を伸ばすと。
「……」
キョトンとした様子で、私とその手を交互に見ている。
少ししてから何かに気づいたように。
「……歳は……あぁ、聞くならこちらからか、
此方
(
こなた
)
は17です。もう少ししたら18になりますけど」
……あれ?
「ありゃ、同い年だ。コナタが貴女の名前?」
「いえ、一人称です。
雅語
(
がご
)
の一つです」
「へー」
アーチェと握手しているのを見ながら、既視感を感じる。
いや、そんな訳は……。
「私がアーチェ。こっちのお姉さんっぽい人がギンガって言うの。よろしくね」
「こちらこそ。名前はちょっと伏せますが、店内での渾名はサテラと言います」
「あ、あぁうん。よろしくねサテラ」
慌ててその手を取って握手をすれば……うん、やっぱり違うよねって言うのがよくわかった。
いや、何より性別も見た目も、何より顔も全然違うのに、何を勘違いしたんだ私は……恥ずかしい。
「さて、一応とはいえ、助けてくれたんですし……お礼したいんですが?」
「……そういう意図で助けたわけではありません。シスターとは困ってる人に手を差し伸べるものなんです」
……わぁ
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