第三章
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「魔法戦士らしくな」
「そうだったか」
「けれどな、俺は格闘もするからな」
そうした戦闘スタイルだからだというのだ。
「棒の方がいいと思ってな」
「鉄の棒にしたか」
「重さ二十キロで聖属性の力も入れたうえで特別に打ってもらったな」
「そうした棒か」
「僧兵の人が使うみたいなな」
そうした棒だというのだ。
「これで戦ってるんだよ」
「そうか」
「そしてな」
それでというのだ。
「この棒と足と魔術師の術で思う存分戦ってるんだよ」
「そうしてモンスターやならず者を倒していますか」
今度はクッツェーが尋ねた。
「そうですか」
「悪い奴は人もモンスターも許せないからな」
「だからこそ」
「そうした奴は片っ端から倒してその金はな」
「金は?」
「おっと、何でもないぜ」
少年はモンスターやならず者を倒して得た金の話はしなかった、そうして術で戦う二人とパーティーを組んでいるが。
一人で大暴れして戦った、アチェベは雷属性の術を主に使って次から次にと出て来るモンスターをクッツェーと共に戦い倒しているが。
少年は一人で暴れる、アチェベはその彼を見てクッツェーに話した。
「本当に周りが見えていないな」
「そうですね、パーティーを組んでいますが」
「その僕等のこともな」
それこそというのだ。
「目に入っていない」
「それも全く」
「困ったことだな」
「強いことは強いですが」
少年も少年でモンスター達を薙ぎ倒している、それは確かに強いがだ。
それでも周りは見えていない、それで話すのだった。
「それでも」
「そこが問題だな」
アチェベはそのこと、街でも老人から言われたことも思い出してそのうえでどうかという顔になった。だが戦闘が終わるとだ。
二人にだ、少年は明るい笑顔で言った。
「二人共いい術を使うな」
「術には自信がある」
アチェベは素性を隠したうえで少年に答えた。
「だからな」
「そっちはっていうんだな」
「任せてくれ」
「そうさせてもらうな、島に上陸してもな」
それからのこともだ、少年は話した。
「モンスターが多いからな」
「だからだな」
「島でも思う存分戦うぜ」
にやりと不敵な笑みで言う、そしてだった。
三人の乗る船は他の上陸を任務とする船達と共に上陸した、海でそちらのモンスター達と戦う者達は海に残りそこで戦った。
上陸した島でも多くのモンスターがいた、それは最早異常発生でありここでも多くの戦闘が起こった。だがその中でも。
アチェベ達はそれぞれの術でモンスター達と戦った、そしてだった。
多くのモンスター達を倒していった、少年もそれは同じで多くのモンスター達を薙ぎ倒していく。他の冒険者達それに軍人達もそうしていて。
何時しかモンスタ
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