第二章
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その依頼を見てだ、アチェベはこれが自分の神託と感じててすぐに依頼を旅の冒険者だと素性を隠したうえで受けることにした。パートナーであるクッツェーも続いた。
他の冒険者も参加したがそこに。
あの少年も来た、少年は強い声で言った。
「丁度今は高校も夏休みだし丁度いいぜ」
「おい、またか」
ギルドの事務員であるノームの中年男は少年を見て眉を顰めさせて言った。
「お前参加するのか」
「モンスターなんて放っておいたらやばいだろ」
「そうだけれどまた大暴れするんだろ」
「モンスターをやっつけて何が悪いんだ」
「もう少し戦い方考えろ」
ノームの事務員は二人にどうかという顔で言葉を返した。
「本当にな」
「いいだろ、倒すんだから」
「お前のその棒と術でか」
「俺は足技もあるしな」
それでというのだ。
「レベルも四十だしな」
「お前センスあって成長も速いからな」
「だから今回もな」
「島に行ってか」
「戦って来るな」
「行くなと言われても行くよな」
「当たり前だろ、ギルドに断られてもな」
少年は事務員に右手を拳にして言い切った。
「俺は泳いで行くぜ」
「お前は本当にそうするしな」
「じゃあいいな」
「やれやれだな」
こうしてだった、少年も参加することになった、アチェベはここでクッツェーに対して言った。
「彼とだ」
「パーティーを組んでですね」
「今回の依頼に向かうか」
「それがですね」
「僕の神託や思うからな」
だからだというのだ。
「今からな」
「彼を誘って」
「そうしてな」
「一緒にですね」
「今回はやっていこうか」
「ほな」
クッツェーも頷いた、そうしてだった。
二人で少年にパーティーを組もうかと声をかけた、すると少年は彼に笑顔でこう答えた。
「ああ、宜しくな」
「いいのか」
「俺は来る者は拒まず、去る者は追わずだよ」
この考えだからだというのだ。
「一緒に組もうって言ったらな」
「その時はか」
「相手が誰だってな」
それこそとだ、腕を組んで笑顔で言うのだった。
「やっていくぜ、じゃあ今度の依頼はな」
「宜しく頼む」
「あんた達見たところ相当強いが職業は戦闘向きじゃねえな」
「僕は宣教師や」
「拙者は神官です」
アチェベもクッツェーもすぐに自分達の職業のことを話した。
「実際に格闘向きかというと」
「違うな」
「そうだな、じゃあ戦闘は任せな」
少年は二人に笑顔で言ってだった、軍隊や冒険者達が乗り込んだ船団の中の一隻に三人で乗り込んだ。街から島まではすぐに着いたが。
島に近付くとすぐに海のモンスターが出て来た、すると少年は鉄の棒を手に持って笑いながら言った。
「この棒で叩きのめしてやるぜ」
「その棒は只の鉄の棒やない
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