暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第21話 ちゃんと強くなってる事を
[7/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「次に、スバルとエリオは……若干本気のヴィータさんに、毎回吹き飛ばされてるよな。キャロは単純に複数の射撃管制が大変だな」

「「面目ないです」」「難しいです」

 3人の沈んだ顔を見て、思わず苦笑が出る。ちなみに俺ら4人は単にフォーメーションの強化。もっと言えば4人だけで独立した動きをメインに強化していこうという感じ。更に砕いて言えば、流の為に連携をしていこうって話。
 一応奏と震離はそれぞれやりたいことを強化しているけれど、流は未だ保留。切り替えがスムーズに行かないという点を除けば、何させてもある程度出来るし、少し悩んでる。俺は指揮官として指揮の勉強。あるいは甘い点を無くしていくようにしている。

 なのはさん……周りからは、相変わらず勿体無いって言われてるけど、俺の限界点は既に迎えている。これ以上を目指せば、完全に殺人術にシフトするし、俺はこれでいい。
 その旨を皆さんに告げた。勿論強さに憧れはある。でも、この時代にそれが必要かと聞かれれば、今が最大値でいいと思う。それに、だ。

「まぁ、それぞれ方向性を見極めた上での訓練だからな。それに、多分だけど、速くて明日、もしくは明後日の訓練。特に気合入れてやんなよ」

「? なんでまた?」

 4人を代表するようにティアナが質問する。他の4人も首を傾げている。

「そりゃ徐々に一本取れそうになってきてるだろう。しっかり経験値を積んでる以上、上手くいけば答えが分かるからさ」

「毎日続けてたらね……でも、取れたら嬉しいけど、それが何になるのよ?」

「確固たる自信に繋がるだろう?」

 そう言うとポカーンと目を丸くしたと思ったら、瞬時に目の奥が燃えてるように見えた。まぁ、本来の目的は他所にあるんだろうけど、それはカンニングをやらせてるみたいで嫌になるから、やらない。
 逆にわかりきったことかもしれないけど、このタイミングで言うのもちゃんと意味がある。直接それぞれ褒められてるつっても、やっぱり負けまくってる以上、何処か落ち込む場所もあるわけで、こうやって実績があって、ちゃんと答えを言ってやると、人間だもん。気合入るよね。

「で、だ。俺が聞きたいことはそこにはなくて……。皆に質問だけど、いいか?」

 改めて4人をじっと見る。皆何処と無く嬉しそうだ。

「俺とタイマンを張ったとして。どう戦う?」

 そう言った後、数秒間が空き、皆の表情が一つになる。

 ――この人何言ってんだろう?

 乾いた笑いが漏れながらも、とりあえず、だ。

「多分というか、確実にこう思ったろ。言うわけ無いやんって。だけどよく考えなよ? 多分もう俺とタイマン張る機会は今後無いぞ?」

「いや、それは……あ、なるほど」

 それは無いでしょと言いたそうに
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ