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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第21話 ちゃんと強くなってる事を
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「次に、スバルとエリオは……若干本気のヴィータさんに、毎回吹き飛ばされてるよな。キャロは単純に複数の射撃管制が大変だな」
「「面目ないです」」「難しいです」
3人の沈んだ顔を見て、思わず苦笑が出る。ちなみに俺ら4人は単にフォーメーションの強化。もっと言えば4人だけで独立した動きをメインに強化していこうという感じ。更に砕いて言えば、流の為に連携をしていこうって話。
一応奏と震離はそれぞれやりたいことを強化しているけれど、流は未だ保留。切り替えがスムーズに行かないという点を除けば、何させてもある程度出来るし、少し悩んでる。俺は指揮官として指揮の勉強。あるいは甘い点を無くしていくようにしている。
なのはさん……周りからは、相変わらず勿体無いって言われてるけど、俺の限界点は既に迎えている。これ以上を目指せば、完全に殺人術にシフトするし、俺はこれでいい。
その旨を皆さんに告げた。勿論強さに憧れはある。でも、この時代にそれが必要かと聞かれれば、今が最大値でいいと思う。それに、だ。
「まぁ、それぞれ方向性を見極めた上での訓練だからな。それに、多分だけど、速くて明日、もしくは明後日の訓練。特に気合入れてやんなよ」
「? なんでまた?」
4人を代表するようにティアナが質問する。他の4人も首を傾げている。
「そりゃ徐々に一本取れそうになってきてるだろう。しっかり経験値を積んでる以上、上手くいけば答えが分かるからさ」
「毎日続けてたらね……でも、取れたら嬉しいけど、それが何になるのよ?」
「確固たる自信に繋がるだろう?」
そう言うとポカーンと目を丸くしたと思ったら、瞬時に目の奥が燃えてるように見えた。まぁ、本来の目的は他所にあるんだろうけど、それはカンニングをやらせてるみたいで嫌になるから、やらない。
逆にわかりきったことかもしれないけど、このタイミングで言うのもちゃんと意味がある。直接それぞれ褒められてるつっても、やっぱり負けまくってる以上、何処か落ち込む場所もあるわけで、こうやって実績があって、ちゃんと答えを言ってやると、人間だもん。気合入るよね。
「で、だ。俺が聞きたいことはそこにはなくて……。皆に質問だけど、いいか?」
改めて4人をじっと見る。皆何処と無く嬉しそうだ。
「俺とタイマンを張ったとして。どう戦う?」
そう言った後、数秒間が空き、皆の表情が一つになる。
――この人何言ってんだろう?
乾いた笑いが漏れながらも、とりあえず、だ。
「多分というか、確実にこう思ったろ。言うわけ無いやんって。だけどよく考えなよ? 多分もう俺とタイマン張る機会は今後無いぞ?」
「いや、それは……あ、なるほど」
それは無いでしょと言いたそうに
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