暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第21話 ちゃんと強くなってる事を
[6/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
食べて、視線をティアナに戻せば。
 
「……す、すごい目だけど、どうしたの?」

「……はー、もー……面倒ねーほんっとうに」

 すっと両手を伸ばしてきたと思ったら、私の頬を掴んで。

「アンタも奏も、もー!」

「いひゃいいひゃい! なに!?」

 なんかティアナから怒られた。なんで?  


 ――――


――side響――

 さて、突然ですが。俺ら……と言うか、FW組、8名揃って海上訓練場に来ております。
 本当なら、アーチェとギンガも居てくれたら良かったけど、あいにく2人は本日お休み。元々割り振られてたお休みだし仕方ない。 
 さて、午前中は普通の訓練だったんだが、午後からは、なのはさんは教導隊からの呼出しにつき外出。フェイトさんは外回り、副隊長達は任務に当たってもらってる。つまり、今現在自主練……というわけなんだけど。

 それじゃあ勿体無いということもあって、なのはさんからの許可を貰って午後はミーティングと言うか、話し合いの時間に変更してもらった。
 本当ならば、色々違う話をしたかった。昨日からの今日だし。だけど、流の様子は、ある意味いつも通りで、それを取り巻く皆も何時も通りに振る舞おうとしているのは流石というべきか。
 ただ、時折ティアナの目が鋭いと言うか、何か含んだ視線を俺や奏に向けてくるのは不思議だったけど。
 
 つまるところ、完全に切り替えがついた、もしくはしたという事。けれど、流からすれば、もう過去のことには触れるなと拒否の姿勢でもある。特に……いや、無意識だろうな、皆から離れるような感じにも見える。
 情けない……という気持ちもある。だけど、この問題ばかりはちょっとやそっとでどうにか出来る問題じゃないしな。

 さて、と。森林スペースにして、8人で円を組む様に座る。ってか。

「エリオ、キャロ。別に堅苦しくしなくていいよ。気楽でいいさ」

「う、はい」「……はい」

 何だかカチコチと緊張してる2人に声を掛けとく。実際説教とかそういうわけじゃないからね。

「今日はせっかく時間空いたしな。さて、ティアナ達に質問。最近死ぬほど厳しいと思った人。はい、挙手」

 瞬間真っ先にティア、ついでスバルとエリオ、最後にキャロの順で上がった。意外と思われるのは勿論……。

「……まぁ、ティアはそうだよな。最近たまーになのはさんとタイマンという名の集中攻撃食らってるし」

「ぅう」

 膝を抱えながら、思い出したかのように震えてる。最近はその通りで、よくなのはさんとタイマンをしている。一応傍から見てると理由は分かるんだけど、受けてる本人からしたら堪ったもんじゃないだろう。
 だけど、限りなく実戦に近いせいで、目に見えて射撃の精度、捌き方を学んでいる。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ