暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第21話 ちゃんと強くなってる事を
[5/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、そういう事だよ」

「……うん。わかった、また今度話すよ」

 相変わらず苦笑いだけど、雰囲気が和らいだ。で、だ。

「……奏?」

「うん?」

 突然呼ばれて、不思議そうに首をかしげる奏。男じゃないけど絵になるよね。でも、さ。

「フェイトさんとなんかあった?」

「ぅぇ、いや、別に」

 ちょっと、リアクションがおかしいけど、さ。親友としてはいい加減気になることも有りまして。

「そう、じゃ、響とどこまで進んだ? よく2人でいるけどキスとかしたの?」

「え゛!?」

「「えぇ!」」「へー」

 一気に奏の顔が赤くなる。こりゃまだしてないけれど……間違いなく場のスイッチは入った。

「奏さんはお兄ちゃんの何処がいいんですか!」「ねぇねぇねぇ、告白された? ねぇねぇねぇ!」

 キャロとスバルの女子スイッチが入ったのを確認。ティアナも興味があるみたいでニヤニヤとそれを眺めてる。渦中の奏はいつものような冷静さを捨てて、完全に対応が追いついてない。
 いやいや、初々しいなぁ……。

 ――いいなぁ。

 私が一番響と付き合いが長い。初めての同い年の異性……何だけど、何処か遠い存在に感じてた。隣に居るのに居ない。遙か先へそして、気がついたときには奏が側に……ううん、少し後ろで追いかけてるように見えた。

 最近はもう一人現れたけれど、それは置いといて……。エリオとキャロが響を兄の様に慕っている、けど、それは私も同じだ。初めて私を外へ連れ出してくれた人。箱庭から見える空じゃなくて、広い場所から空を見せてくれた人。
 
 優夜も煌も魅力のある人だけど、あの2人も遠くに居る。そして、既に気持ちを通じ合わせ掛けてる人がいる。会う度に距離が縮んで、今年中に引っ付くと良いなって。響は……どうだろうね。唐変木ではないし、奏からの好意に間違いなく気づいてるけど、それに気づかないふりをしているのか、わざと無視しているのか……。

 何にせよ、誰とひっついても全力で祝福しよう。そして、琴さんに報告するんだ。誰と引っ付くか見守ってと言われたから、お願いねと言われたから。
 
 あれ? そういえば……。
 
「ねぇティアナー? ギンガさんはどうしたの?」

「荷物持ってきてないし、明日はそもそも休みだからって帰ったわよ。
 ……それにしても妙だなーって言うのが一つあって、シスターアーチェと仲良くなってたのよね。何かあったのかしら?」 
 
「あー……」

 ……そういやアーチェの動向見れてなかったけど、ギンガさんと仲良く……もしかすると。

 いや。
 
「さー? 私はギンガさんをよく知らないし、シスターアーチェもあんまりだしわかんないねー」

 パリパリとポテチを貰って
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ