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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第21話 ちゃんと強くなってる事を
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、そういう事だよ」
「……うん。わかった、また今度話すよ」
相変わらず苦笑いだけど、雰囲気が和らいだ。で、だ。
「……奏?」
「うん?」
突然呼ばれて、不思議そうに首をかしげる奏。男じゃないけど絵になるよね。でも、さ。
「フェイトさんとなんかあった?」
「ぅぇ、いや、別に」
ちょっと、リアクションがおかしいけど、さ。親友としてはいい加減気になることも有りまして。
「そう、じゃ、響とどこまで進んだ? よく2人でいるけどキスとかしたの?」
「え゛!?」
「「えぇ!」」「へー」
一気に奏の顔が赤くなる。こりゃまだしてないけれど……間違いなく場のスイッチは入った。
「奏さんはお兄ちゃんの何処がいいんですか!」「ねぇねぇねぇ、告白された? ねぇねぇねぇ!」
キャロとスバルの女子スイッチが入ったのを確認。ティアナも興味があるみたいでニヤニヤとそれを眺めてる。渦中の奏はいつものような冷静さを捨てて、完全に対応が追いついてない。
いやいや、初々しいなぁ……。
――いいなぁ。
私が一番響と付き合いが長い。初めての同い年の異性……何だけど、何処か遠い存在に感じてた。隣に居るのに居ない。遙か先へそして、気がついたときには奏が側に……ううん、少し後ろで追いかけてるように見えた。
最近はもう一人現れたけれど、それは置いといて……。エリオとキャロが響を兄の様に慕っている、けど、それは私も同じだ。初めて私を外へ連れ出してくれた人。箱庭から見える空じゃなくて、広い場所から空を見せてくれた人。
優夜も煌も魅力のある人だけど、あの2人も遠くに居る。そして、既に気持ちを通じ合わせ掛けてる人がいる。会う度に距離が縮んで、今年中に引っ付くと良いなって。響は……どうだろうね。唐変木ではないし、奏からの好意に間違いなく気づいてるけど、それに気づかないふりをしているのか、わざと無視しているのか……。
何にせよ、誰とひっついても全力で祝福しよう。そして、琴さんに報告するんだ。誰と引っ付くか見守ってと言われたから、お願いねと言われたから。
あれ? そういえば……。
「ねぇティアナー? ギンガさんはどうしたの?」
「荷物持ってきてないし、明日はそもそも休みだからって帰ったわよ。
……それにしても妙だなーって言うのが一つあって、シスターアーチェと仲良くなってたのよね。何かあったのかしら?」
「あー……」
……そういやアーチェの動向見れてなかったけど、ギンガさんと仲良く……もしかすると。
いや。
「さー? 私はギンガさんをよく知らないし、シスターアーチェもあんまりだしわかんないねー」
パリパリとポテチを貰って
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