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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第21話 ちゃんと強くなってる事を
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と。それにともなって、フルネームに切り替えていた。ライザ・ジャイブ。偽名の可能性もあるし、これが本名で、偽名を使ってる可能性もある。多分、名前だけで調べても恐らくあまり引っかからないだろう。

 だが、顔は覚えてるし、顔のデータがほしいならホテル・アグスタの時の監視カメラの映像を入手すればいい。そこから詮索することも可能。

「……ハッ」

 思わず自嘲するような薄笑いが溢れた。
 ……情けない。
 流の為とかいいつつ、実際にこれは流を疑っていますと言っている様な物だ。情けなくて涙も溢れない。
 まぁいい、私も動く用意をしないと。響達程じゃないけれど、私にも色んな貸しがある。
 皆にバレないように、それを調べるか、それを誰かに伝えるか……。いや、やめとこ、私は単独で動くことが多かったし、それを誰かの協力を得るのは汚れてくれと言っている様なもんだ。

 気がつくと、自分の部屋に、私と奏の部屋に着いてた。

 さて。切り替えよう。さぁ。

「ただいまー」

「「「おかえりー」」」「あら、おかえり」

 わぁお、皆さんお揃いで。そしてティアナ? なんでワンテンポずらしたのかな? 奏とキャロとスバルは揃えてくれたのに。と言うか、お菓子パーティー中なのね。

「わ、皆お疲れー。いつもなら泥のように寝てんのに、珍しいねー」

 適当に空いた場所に座り、皆の中心に置いてあるポテチを一枚パクリ。塩が効いてて美味しいね。で、なんで皆そんなに微妙そうな顔してんのさ?

「はやてさんになんか言われた?」

「うん? いいや、特に。私も流と一緒に居たけど、同じことしか聞いてないよ。あ、キャロありがとー」

 奏に聞かれて返事をしながら、チョコ付きのプリッツェルを一本。口に加えながら話をする。途中でキャロがジュースをついでくれた。で、だ。

「どうしたの皆、集まってさ?」

 とりあえず率直な疑問をぶつける。相変わらず奏以外微妙な顔してんね。

「う、今回あんな事があったじゃない。それで……その」

 何処か落ち込んだような感じのスバル。そして、心配そうにそれを見てるティアナを見てると、なんとなく察しがつく。きっとスバルも何か抱えてるんだろうけど……。

「……奏も言ったかもしんないけど、私も同じ意見だよ。今は言うことじゃないかもよ?」

「……でも」

「きっとそれはとても大事なことかもしれないけれど、さ。それは少なくとも今ではないよ。流の事だってアレ事故みたいなもんだし」

 実際今日、あんなことになるなんて誰が予想したよ? 正直今日のメインイベントは響の新デバイスのデビューかと思ったら違ったし。

「それに、実はスバルが超ドSで、人を人とも思ってませんとか言われたら見る目変わるけどさ
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