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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第20話 続・調査任務と、お話、そして強制終了
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涙が溢れている。話をしないといけないと思ってた。同じ分隊として、同じ日に入った人として。今は少ないけれどこの先2人でタッグを組む時もあるだろう。六課が解散したら組むことは無いかもしれないけど、数少ない出会いなんだから。
「話を聞こう?」
「必要ない!!」
槍と大剣のコンビネーション。槍で体制を崩し、大剣で仕留める。一人で完結する良いコンビネーション。だけど。大剣を
振り始め
(
・・・・
)
に止めてしまえばいい。
槍の間合いに踏み込み、バインドで剣を固定する。すると、一瞬流の体ががら空きになる。
――side響――
小さい頃の夢を見た。まだ、あいつらに合う前の夢を。母さんと爺ちゃんが居る時の夢を。望月爺ちゃん……家に居た爺ちゃんの名前だ。その人も5歳になる頃には亡くなったけれど。名前と国籍違うじゃんと思ったのは内緒だ。間違いなく日本人じゃなかったけれど、良い爺ちゃんだった。母さんも凄く嬉しそうにしてたし……今となっては別の意味があったのかなと、思えてしまうけど。
だけど、ある時。赤髪? 金髪? どっちかよくわからない髪で、凄く白い肌の人が家を訪ねてきた。昔過ぎて覚えていないけど、とにかく母さんと爺ちゃんが凄く驚いてた。襖を小さく開けて覗いた先では母さんが泣いて抱きついてたのを酷く覚えてる。
結局誰だかわからなかったけれど、覗いてたなんて、ばれたら怒られるから、聞かなかった。
でも、なんでこんな夢を……
「――」
目が開く、けど眩しい……。
「――? ――――?」
遠くで声が聞こえる、なんかやかましいけど、なんだろうか? 意識がはっきりしてくる。
「いやいや、ここは私が」
「いえいえ、幼馴染の私が」
何だこの会話? ゆっくり目を開ける。そして、
人の頭の上で言い争いしてる2人。奏とフェイトさんだ。まぁいい、無視だ無視。体を、上半身を起こす。
「「あ、起きた」」
残念そうな声を上げてるけれど、何だよ? 起きたはいいけど、まだ、考えが纏まらない。
ふと、気づく。なんか脱出した場所と違う気がする。なんだ? それよりも。
「無事だったんですね。良かった」
「うん…‥っていいたいけど、私達もさっき転送されたの」
転送……うん? 転送?
「転送?」
「「うん」」
二人して頷く。どういうことだ? 確か、俺は……
「あ、うん。私達、瓦礫の中に居たんだけど、突然ここに転送されて、そしたら、そこに響が
壁に寄りかかって
(
・・・・・・・・
)
気絶してたの。なんかに襲われた?」
壁に寄りかかって気絶……? はて、俺脱出した時、突っ込んだ勢いのまま頭をぶつけて、無様に気絶したもんだと思った
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