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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第20話 続・調査任務と、お話、そして強制終了
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。なんだか聞いてたイメージと全然違うことに拍子抜けをしています。
スバル曰く、奏の顔を見た瞬間無言で近づいて殴ったって言っていたのに、今いるシスターアーチェは、年頃の女の子のようなラフさだ。
ただ、同時進行で、瓦礫に押しつぶされないようにデバイスにシールドを纏わせているのはさすが騎士の二つ名持ちだと思う。
しかも……珍しい形のデバイス。両手足首に繋がられた鉄球を扱って、今みたいに身を護る盾にするなんて初めて見た。
「ごめんねギンガさん。本当はなんとかして帰りたいんだけど、しばらく私と2人になっちゃって」
「いえ、その……大丈夫です」
ほんっとうに調子が狂っちゃう。朝見かけた時の響達を睨みつけていた人にはとてもじゃないけれど見えない。
聞いてみようかな?
「その、シスターアーチェ?」
「んぁ? シスターなんて堅苦しいので止めてくださいな。アーチェでも、ノヴァクでも何方でも良いですよ」
ニパッと笑ってくれるけれど、本当にイメージと全然違いすぎて戸惑うくらいだ。
コホンと咳をして、整えて。
「どうして、ひ……あの人達と仲が悪いの?」
「……はぁ?」
その質問をした瞬間、今度は正反対の……刺すような視線を向けられる。
でも、直ぐに視線を逸して、何か考え込むように目を閉じたと思ったら眉間に皺が寄った。
「……こんなところにまで目は来るわけない、かな。それに……ギンガさんって今日外から……出向で来たんですよね?」
「へ? あ、うん。今日から暫く六課になるかな」
今度はうんうんと唸りながら、悩んでいるようにも見える。
パッと顔を上げたと思えば、やっぱりまだ仏頂面で……正直見てて面白い。
「リュウキっていう、私、の幼馴染が、居たんですよ。昔。あ、私達孤児院出身の親なしでして」
「ど、どうしたの? すごくなんかたどたどしいよ?」
「ごめんなさい。何にも考えないで喋ったら駄目だこれ。うん。
まぁ、そのリュウキと響達って昔小隊組んでて色々任務をこなしてたんですが」
……それを聞いて、しまったと後悔が半分。そして――
「とある1件で死んじゃったんです。リュウキ。だから私はあの人達が嫌いで、」
そうなんだ、と。見る目が少し変わった。
同時に思う、そんな重いモノを背負っているんだ、と。
-
――side震離――
小さい頃、魔法なんてあるわけ無いと思っていた。いや、今使う魔法とはまた違うと思う。
ミッドチルダ式、近代ベルカ式、古代ベルカ式。おそらくきっと、もっといろんな魔法式があるのだろう。
ベルカ式を取り入れたのは、ただの興味。身体強化という点で優れていたし、偶然か、必然か
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