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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第20話 続・調査任務と、お話、そして強制終了
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めて即座に応戦出来るように整える。少し離れた所の扉が少し開いている。
「……あそこ、だよね?」
そう言うと、無言で頷く。あそこに何かが居るのは分かるが、どうにも変な感じだ。まるで敵意が無いような、戦う気はないと言っているようでなんか変だ。自然と脚がそこへ向かう。最大限の警戒をして、いつでも動ける様にして。扉を開け放つ。同時に、杖を、銃を中へ向ける。
人の気配は無い。代わりに、中には少しホコリを被った大きな机と、ボロボロになった椅子が4脚。どれも年季が入って座れそうにない。壁際には本の入っていない本棚が敷き詰められている。机の奥には、管理局で使われるような転移ポートとそれを操作するであろうコンソールがホコリを被っている。
「なんだろう、ここ?」
「さぁ、あの機械を調べてみます」
「うん、お願いね?」
そう言ってコンソールに近づく。ふと、ホコリで見えにくいが机の上に何か小さな物が置いてあるが分かった。それに手を伸ばす。
『よぉ、待ってたよ』
瞬間、デバイスを構え、入ってきた扉の方へ向ける。先程まで居なかった、だが気がつけばそこにフードを被った人が立っている。フードで見えにくいが、口元は何やら笑みを浮かべてるようだ。
「何者?」
スフィアを展開し、その人物の周りを包囲する。私の後ろに居る流も、いつでも動けるように剣を構えてる。
『いつかここに来るって聞いてたけど、今日は大人数だな。初めまして流、そして震離。歓迎するよ』
そう言って、目の前の人物はフードを上げる。徐々に露わになる顔は、よく見知った顔で、強いて違う点が髪を立たせてる具合。そして、何より雰囲気が違う。
『待ってたよ』
流と同じ顔がそこに居たんだ。
「……ぇ、ぁ」
後ろで何かが落ちる音が聞こえる。だが、それ以上になぜ、この人は私と流の名前を知っている?
『ただ、こんなに大人数で来るとは思わなかった。上にいる面子を含めたら12人、驚いたよ』
「止まれ」
一瞬コチラに近づこうとする目の前の人を止める。それを見て、困ったように苦笑を浮かべてる。
『まぁ、突然現れて信じろ、は難しいよな。さて、流? 質問だ、君はどこからどこまで覚えてる?』
一瞬コチラを見たと思ったら、直ぐに視線を流へ戻す。眼中に無いというわけじゃなさそうだけど、なんだろうこの人。敵意が無いのに、隙がない。
「……どこから、どこ……まで?」
声が震えてるのが分かる。振り返って大丈夫だと言ってあげたい、けど、目の前のこいつがどう動くかわからない以上、下手な事は出来ない。
『……ウィンドベル夫婦は分かるか?』
「……ッ、なぜ、その名を……あれは、私の……まさか、私は、いや、私も人
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