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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第20話 続・調査任務と、お話、そして強制終了
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気になってた事を質問する。するとクスクスと笑い、そして。
「ううん、気絶してたから移動しただけ」
あぁ、結局気絶しっぱなしだったんだな、響は。
「でも、懐かしかった。小さい頃を見ただけだったからね」
『……それだよ。そんなことしたから今回イレギュラーに繋がったんじゃねーか?』
「流石に違うでしょ? でも、間違いないの。流が言ってたことって」
『……間違いないらしいが、どうも話がずれてる気がする。まぁ、もしなんかあったら祈るだろう』
そう言うと複雑そうに唸る。
「で、
謀反
(
・・
)
を起こした人に悲報ー。聖王様の完成品が出来てしまったっぽい」
『……そうか』
「もっと言うと、模造品……じゃないけれど、
オリヴィエ
(
・・・・・
)
様以外にも遺伝子が持ち運ばれた、
ヴィヴィアン
(
・・・・・・
)
様のが」
それを聞いて、無い頭が痛くなる錯覚を覚える。
「……ゆりかごは押さえられてるし、どうする?」
『どうもしない。流次第だ。既に賽は投げられたんだ。俺達みたいな過去に、化物に頼る必要はないかもしれない。でも、もし必要になったら――』
ゆっくりと彼女を見つめて
『その時は俺と流。これでも足りないからな、その時は、お前の力を借りるよ
真祖の吸血鬼
(
ハイデライト・ウォーカー
)
』
はい、と、そう聞こえたときには、彼女はもう居なくなっていた。
それにしても不思議なもんだ。本当に来たが、来るなら約束の日だろうって思い込んでた俺に非があったな。
――確実に今日ではないし、余計なことをすれば、悪い方向に確定するかも知れませんよ?
つい先日ここを訪れたメイド服の女性を思い出す。突然この奥深くまでやって来たと思えば、色々言ってきたなーと。
挙句の果てには俺とアイツの名前をピンポイントで言い当てるだけじゃなくて、面白い物を見せてきたし……。
いや待てよ。アイツがアレを……レリックを体に仕込んでいたのを外に……俺に見せたから彼女らがここに来たんじゃないのか?
……やめよ。それはもうタラレバの話だ考えても意味がない。
さ、次の訪問まで待つか。なぁに、待つのは慣れてるさ。
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