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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第20話 続・調査任務と、お話、そして強制終了
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ポツリポツリとゆっくりと話し始める。さぁ、これが終わったら私のことも言わないと……一介の武装隊員がなぜそんなことを調べたのか、説明がつかないから――
――side流――
物心……と言うより、最初に目が覚めた時。私は知らない所で眠っていた。ぼやけて見える天井と、暖かいベット。目だけで周りを見渡すけれど、ぼやけて何だかわからない。
代わりに耳をすませば、パチパチと何かが弾ける音と、どこから香る良い匂い。心地よい音と香りを感じていると、自然と意識が遠のいていった。
次に目を覚ました時、私は倒れていました。薄暗い場所で地に伏せていた。起き上がろうとするけれど体に激痛が奔る。至る所に痛みが、胸を中心に激痛が奔る。
だけど、何処か穴が空いたようにも感じた。
ボヤける視界で、情報を集める。そこは小さな洞窟で、私には何かが掛けられていた。息を吐くと白くなる。体を引きずりながら、洞窟の外を覗いてみると雪で染められていた。
ふと、嫌な匂いが鼻につく。何かが焼けたような匂いが遠くから漂う。同時に奥から何かが近づく音が。
――離れなくては。
そう考えても、体が言うことを聞かない。僅かな距離を移動しようにも、立つこともままならない。それよりもこの痛みはなんだ?
「やっと見つけたわ! 良かった!」
洞窟の奥より誰かの声が響く、首だけでも振り返ると、そこには初老の女性が居た。手には杖を持ち、服には何か黒い液体がついてるように見えるけれど、暗くてよく見えない。
倒れる私の側に駆け寄る女性。拒否をしようにも、口すらまともに動かせない。地に伏せてる私を仰向けにし、横抱きにして抱えられる。その際に奔った激痛が奔り、再び意識を落とした。
そして、もう一度目が覚める。薄暗い部屋だった。前に目覚めた時と違って何も音もしない。代わりに体に奔っていた痛みが和らいでいた。辺りを見渡すと窓も何も無く、扉の様な物しか無い、独房のような部屋。
ゆっくりとそこに近づく、取手も何も無く、近づいても反応がない。戻ってベットに腰をかける。これまでの情報を整理しようと思い返す……。
そして気づく、私は誰だろう、と。だけど何も思い出せない。代わりに何か抜け落ちたような、そんな気持ちで一杯になる。
すると空気の抜ける音と共に、扉らしき物が開いた。視線をそこに向けると、洞窟で会った初老の女性がそこに居た。
「初めましてフロウ君。私はライザ。ここの責任者よ」
ニコリと笑う女性を――ライザさんを見る。そして、何処か不信感をこの時持ってしまったけれど。何も覚えてないからだと思った。
そして、説明を聞いて驚いた……と言うより、納得できた。
生命操作技術、プロジェクトF.A.T.E。その素
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