暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第19話 調査任務と、宣戦布告と。
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今日も同じ夢を見た。連日連夜だ。忘れられない事とはいえ、こうも続くと辛い。
加えて……。
私が拾われた日の事も思い出すようになってきた。
寒い雪の日の……あの日の事を。
「……は」
笑えやしない。今日行くのはそれとは真逆の世界だと言うのに、そんな事を思い出してしまう自分が情けない。
ただでさえ、最近は足を引っ張るばかりで何も出来ていない。
それどころか出撃して堕ちて禄に貢献も出来ていない。隊長に言われた事一つ守れていないというのに。
一体何をしているのか、自分は。
こんなにも情けないのに、涙一つ出やしない……。
……フィニーノさんに無理を言って、まだ修復の終わっていないアークを引き取って持っていくことが出来る。
銃としての機能は無くとも、カートリッジが使えなくとも……居るだけで心強い、何より使える魔法の幅は広がる。
価値を……自分はここに居ても良いんだと、証明しないと。
――side響――
朝食を食べ終えて、皆より少しだけ準備が早く済んで一足はやく集合場所で待機。
本当はもう少しゆっくりしたかったんだけど……。
[主、私と同調しなくて良いのですか? まだ起動したことありませんよね?]
「訓練でなら動かすけど、それ以外は基本的に待機なー」
[……畏まりました]
こんな感じで、持ち主以上にデバイス……花霞のテンションが高くて、早くに起こされた。
固有デバイスなんて持ったこと無いし、そもそも高性能なAI積んでるやつなんて初めて見るわけじゃないけど、こんなに騒がしいものなのかね?
……まぁ、ゆっくり付き合っていくとして、と。
「で、さっきから何してるんですかー、ヴァイス陸曹?」
「ぐ、何時から気づいてやがった?」
「最初っから、なんでそんな所で待ってるんだろうって思ってましたけど?」
ガサガサと茂みの中から出てくるのは、ヘリパイロットのヴァイス・グランセニックさん。何度か他愛もない会話をしたこと有るけど、こうしてお互い1人ってこと無かったんだよなぁ。
それ以上に最近なんか避けられて……や、俺がそもそも居なかったりとかで会えて無かったし。
「タバコ、良いか?」
「そんなん女子いる時に聞くことでしょうに。どうぞ、俺は気にしないんで」
「すまねぇな」
ライターに火が灯る音がして、タバコを吸う音と静寂が包む。
まだ女性陣は時間かかるだろうし、エリオもあっちを待ってるからまだ来ないだろし。
「なぁ、緋凰?」
「なんすか陸曹?」
「……すまなかった。なのはさんにチクったというか、そうなるようにしたの俺なんだよ」
……お
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