暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第19話 調査任務と、宣戦布告と。
[10/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
り笑えなかった。だって、昔なのはがそれをしていたのを知ってるから……。
「冗談です。とは言っても、正真正銘、その字の通り八方塞がり。万事休すですねー」
「……うん。私達を外から見つけてもらえたら一番だけどね」
「……不幸中の幸いか、あの一瞬、私はフェイトさんに助けられたけど、流は震離が、響は一人で落ちたみたいですしね。個人的には流と震離が大丈夫かなって」
常時通信を掛けながら、小さく呟く。けど、震離と流がって……?
「あの2人は仲が悪いの?」
「……そんなことは無いと思います。流が治療されている間も、震離はコミュニケーションを図ろうとしてましたし。ただ……ここ数日、流はまた殻に篭もる様な感じになってます。震離はそういう変化を苦手とする子なので、どうかなって」
「人付き合いが苦手な子には見えないけれど?」
そう言うと、クスッと笑う声が聞こえた。
「苦手ですよ。とっても苦手。私達には素の部分。割とぶっこんだ事をいいます。ですが、あの子の本質は演技派な人見知り。訓練が終わると、いつも話を聞きます。今日も上手く出来てたかな、嫌われてないかなって」
初めて聞く震離の様子に驚いた。いつも明るくて、スバルとも仲がいい。ロングアーチのスタッフとも普通に接していると思ってた。
「以前聞きました。あの子はこういいました。人が怖い。だけど私達と一緒に行きたい。でも怖い。嫌われるのが、拒絶されるのが、怖いって。初めて出会った時、私あの子と話出来ませんでしたし」
あはは、と苦笑しているけど、何処か悲しそうに聞こえる。
「この世界に来て、ようやく明るく接すればなんとかなると分かって、ずっとあの明るい震離を演じています。だからなんでしょうね。自分と何処か似ている子がいる。なんとかしないとって、無意識ながらそう考えてるのかもしれません」
「……そうなんだ」
響に告白したあの日、そう言えば言っていた。
――大好きな人から言われました。化物、と。
もしかしなくても、これが震離になるのかな……? 知らなくていいことかもしれないけれど、こうして考えると、全然響達の事を知らないなって改めて痛感する。
「……フェイトさん?」
「うん、どうかした?」
「……今、響達の事知らないなって、考えませんでした?」
「……っ」
瞬間、顔が赤くなる。いやいやいやいや、考えたけれど、別に変な意味は無いよ? おかしなこと言うね奏っていいたいけど、口が回らない。あと何か変な汗が出て来るけど、別にそんな。
「……やっぱり」
いやいや、やっぱりってそんなこと無いよ。別に意識してるわけじゃないし。
「……フェイトさん。見てたら分かるし。正直に」
……ぅ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ