暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第19話 調査任務と、宣戦布告と。
[8/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
出の際に自爆して気を失ってる。2人は瓦礫の僅かな隙間に居る。もう2人は現在移動中で、2人は……なんかでかい鉄球出してそれで瓦礫を抑えて隙間作ったのかすごいね』

 空中でハンモックに横になるような姿勢で、何事もないように言う。

「……なぜ分かるんですか?」

『そりゃ、まぁ、ここに長いこと居るんだ。何処に何があるか。そんなことはすぐ分かる。今すぐ……とは言わないが、7人をここに転移させることも可能だ』

 何事も内容に話をすすめる。転移が可能って……ここに来るまでそんな装置や、そもそも魔力を感じられなかった……。ならばどうやって。

『転移はサービスだ。最近の困りごとを解決してもらったしな。だが、助けるかどうかはこれからの交渉次第……といいたいが、君ら相手に強引な手段を取りたくない。だから話を聞いてほしい。俺からはそれだけだ。どうだ?』

 つまり、今この人はあの五人をどうにか出来る術がある。ここは従っておくのがベストか……。

 私の表情に気づいたのか、ムクリと起き上がり、私の方を見ながら

『言い方が悪かった。信じてくれるかはわからんが、俺の目的は約束の時(・・・・)が来るまでここに居ること。同時にここにあるとあるモノを無闇矢鱈に持ち出させないこと。そして、叶うことなら……ここにあまり人をよこさないでくれ、それだけだ』

「……それを信じろ、と? アナタの名前がわからない。そっとしておいてくれでは、話が通らないと思うんですが?」

 そう言うと今度は腕を組み、空中で胡座をかくように浮かぶ。

『だよ、なー……、あー。うん。しまったな、そのうち来るって、この前メイドさんに言われたのに、それがまさか今日来る(・・・・)とは考えてなかった。うーん。俺が言うことじゃないだろうし、どうするかな』

 うんうん、と悩み始める。すると……

(なのはさん……この方、ホログラムです)

 ティアナより念話を聞いて、やっぱり、と思う。スフィアの散布を少し広めに設定。何処で本体がコチラを見ているかわからない以上、警戒を強める。

(私が抑えるから、皆で下に降りれないか探してくれる?)

(了解)

 そう言って、皆この人を警戒しつつ、周辺の捜査へ。すると。

『あー、残念なことだが。下への出入り口は2年前(・・・)に壊れて行き来できなくなった。とある科学者夫妻がここに来て、その帰りにな』

「……なら、アナタはここの何処に住んでいると? 長い事居るならそれくらい分かるはず」

『無い無い、出入り口はその一つ。下の装置があった場所もさっきの崩落で完全に死んだろうし、その空間が生きてたら良かったんだが、崩落で完全に埋まったし』

 下にあった装置……? ここには何かまずいものでも? いや
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ