暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第19話 調査任務と、宣戦布告と。
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を行なった以上、何かしら気づいてくれるかもしれない。

「皆、もう一度突入。救助に入るよ!」

「はい!」

 離脱する時の様に、ティアナを抱える。スバルがキャロとフリードを連れてもう一度突入。ガジェットが現れてもいいように、周囲にスフィアを展開、追従させておく。

「……フェイトさんとお兄ちゃん達。大丈夫かな?」

 ふいにキャロが呟く。同時にエリオの表情も沈む。あの時響が動いたからこの2人は助けられた。同時に落ちていく姿も間近で見てしまった。

「まだ返事がないけど。きっと大丈夫よ」

 2人を励ますようにティアナが声を掛ける。確かに皆心配だけど、きっと何かしらの方法で無事だと思う。あの一瞬で強いAMFに当てられたけれど、数秒もしない内にその効果は無くなった。だからきっと、落ちた5人もそれぞれ防御手段をとっているだろうし。

「それに響だったら、そこからひょっこり出てきそうだし。ギン姉もきっと大丈夫。フェイトさんはもっと大丈夫だし、心配するのは4人だよ」

 なにげに酷いこと言うねスバル……。だけど、その一言が効いたのか、エリオとキャロの顔が少し和らいだ。だけど、スバルの言うとおり、響だったら、そこから現れそうなんだよね……。最近は無いけど、最初の頃フェイトちゃんに一方的に襲われても、普通に仕事してたし、最近の模擬戦のせいで余計にそう思える。

 さて、そろそろ……。そう考えて皆の顔をもう一度見る。講堂の入口が見え始めて、皆の顔に緊張が走る。ここまでガジェットと遭遇はしていない、だけど、講堂に待ち構えていないという保証は無い。いつでもスフィアを撃てるように用意。そして――




『お、帰ってきた。おかえり』

「ッ!」

 フードを深く被った、知らない人がそこに居た。反射的にスフィアを放つけど、寸の所で止まる。この人、いつの間に……? エコーがかかった声で性別はわからない。浮いてるように見えるから、正確な身長もわからない。

『いい反応。表の戦闘見てたけど、いいね。いやー、ホントすまんな。せっかく人が来たのに、饗さないで。寝坊してしまった』

 眼前にあるスフィアに驚くこと無く、自分の事を話す……。殺意が無いことを見抜かれたのか、もしくは眼中に無いのか……。スフィアを相手の周りに散布する。ティアナ達も一定の距離を起きつつ取り囲む。

「……私達は管理局員です。あなたのお名前と、なぜここに居るんですか? 説明をして下さい」

『……へぇ、管理局員。こんな所にまでご苦労な事で。で、何しにここに来た?』

「質問しているのはコチラ側です。答えなさい」

 レイジングハートを向ける。だけど、飄々と肩を竦めて、聞こえるようにため息を吐く。

『……かなり下に7人落ちた。1人は脱
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