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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第19話 調査任務と、宣戦布告と。
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視線を後ろへ向けると、もうそこまで瓦礫が来ている。適当に足場になる瓦礫のある所へ移動し、そして。

 全力で踏み込む。弾かれるように底へと落ちる。着地の勢いのまま体をバネのように縮ませ、もう一度踏み込む。着地の衝撃が体を抜ける。死ぬほど痛いが、それをこらえて出口をくぐり抜けた。

 一瞬遅れて瓦礫が落ちる音が聞こえる。それを確認し、止まろう。そう思った瞬間、衝撃に襲われた――――

 
――sideなのは――

「皆撤退! 急いで!」

 ティアナを抱えながら、出口を目指して飛ぶ。その少し後を、キャロを背負ったスバルと、ストラーダを使って並走するエリオが居る。
 
 あの一瞬、ギンガがエリオとキャロを抱えていたけど、間に合わないと悟って2人をスバルの元へ。そのまま崩落に巻き込まれたけれど……シスターアーチェがそれを追うように落ちていった。
 あの7人が落ちて、瓦礫で蓋をされた後、直ぐに高濃度のAMFが切れる同時に、左右の壁際に灰色のベルカ式(・・・・)の魔法陣が展開。そこからガジェットドローンが現れた。相変わらずAMFがついているけど、あの一瞬に比べたら遥かにマシだ。
 中で交戦しても良かった。だけど、また高濃度のAMFに当てられてしまっては戦えなくなってしまう。何より、あそこで戦闘行為を行なって、下に居る皆の被害を大きくするわけにはいかなかった。

「ティアナ、ヴァイス君に現状報告」

「了解です」

「キャロは下に落ちた皆とつながるか試して」 

「はい!」

「スバルとエリオ、全力で離脱。その後反撃に出るよ!」

「「了解!」」

 ちらりと後ろを見ると、ざっと三十機居る。本音を言うと、あの場に残って、殲滅したかった。あの一瞬を動けなくて、7人が落ちるのを見ているだけで、何も出来なくて悔しくなる。
 少し後ろを走るスバルを見ると、悔しそうにしている。皆そうだ。エリオとキャロは特に悔しそうにしてる。目の前で助けてくれた人達が、穴に落ちたのを見てるだけだったから。

 だけど、今は。

「皆、戦闘体制用意! 外に出たらガジェットの迎撃。その後、皆を助けに行くよ!」

「はい!」

 出口が見える。さぁ、反撃開始と行こうか!
  
 
――――
 


「アクセルシューター!」

 20発のシューターを縦横無尽に操作、周囲に居るガジェットの撃墜。1機につき2発づつ貫く。これで10機。合計20機目になる。

「内部からの増援は以上です!」

 後ろに居るキャロからの報告を受けて、少し焦り始める。この時点で既に15分経過している。万が一中の皆が生き埋めになっていたら、すぐに救助を行わないといけない。だけど、ヴァイス君にもつながらないのは妙なんだけど、ここで戦闘
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