暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第19話 調査任務と、宣戦布告と。
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隠し道があるのか、もしくはここになにかあるか、あるいはここに来る途中の廊下に何かあったか。
 だめだ、こういうのはわからんね。

 しかし、この遺跡……

「凄く涼しいね、エリオ君」

「……うん、外と全然違う」

 純粋に驚いてる2人が微笑ましい。ふと、視線をギンガに向ければ同じ様に思ってるらしく微笑んでる。

「きっと、砂漠の風を取り込んで循環させる工夫がされてると思う。2人はやっぱりこういう遺跡は初めて?」

「はい! 管理局のデータで見たっきりです」

「私も昔聞いたことはあったんですが、こうしてみるのは初めてです!」

 ……めっちゃギンガお姉さんって言うより、先生っぽいんだけど。

 目の前でそんな微笑ましい会話が始まってちょっとほっこり。見渡すと、俺らが講堂の奥の方、その近くに震離と流、その少し奥にフェイトさんと奏。講堂入口にはスバルとティアが、廊下の方をなのはさんが、壁の剣十字の装飾の所をアーチェが眺めて、それぞれ調査を始めてる。

 さて、俺も探し始めるか……そう思った、瞬間。


 

 どこからか、ブレーカーを落としたような音が聞こえる。

 同時に、体に張り巡らせていた魔力が上手く扱えなくなる。なんとか身体強化を継続。目の前に居る2人を抱えて。

「ギンガ! 頼んだ!」

「うん!」

 力の限り、2人を投げ渡す。エリオとキャロは突然のことに反応できなかったのか、ただ驚いた表情で俺を見る。そして、前を見据え、後4人、そう考えた、が――。

 足元から轟音と共に崩れる落ちる。

「――――! ―――!」

 落ちながらも、どこからか声が聞こえるけど、何を言っているか聞こえない、いつの間にか声が聞こえなくなる。落下しながら周囲を見渡すけれど、誰かいる様子はない。
 あの一瞬で見えたのは、フェイトさんが奏を捕まえて、震離が流を捕まえているのを確認した……ということは、だ。

「あれ、俺ぼっち?」

『私が居ます』

 間髪入れずに通信で反応入れてくれる。ありがとう花霞。寂しすぎて死にたくなるところだったよ。さて。

「AMFは?」

『既に圏外に。ですが、この状況どうするおつもりで?』

「それな、周囲のスキャンを。同時に空洞があるならそこを教えてくれ」

『畏まりました』

 落ちながら振り返る。視線の先には瓦礫の雪崩の様に迫る。既にAMFの圏外とういう事を聞いて、いつでも飛べる用意をしておく。それまでは自由落下を維持する。

『主、この真下、底の正面部分に出口があります』

「お、サンキュ。ありがと」

 もう一度振り向いて、落下する先を注意して見る。底が見える。同時に花霞の言う出口も見えた。
 確認と同時に、
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