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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第19話 調査任務と、宣戦布告と。
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ううぅう。顔から湯気が出そう。顔こそ見られてないけれど、これはきっと……いやいやでも、そんな……。
「なら、宣戦布告を。私は好きですよ。響の事」
「え、あ、いや。あの、その」
いやいやいやいや、落ち着いてフェイト。ほら、スッと目を閉じれば母さんや、リニス。アリシアお姉ちゃんが……なんで、サムズアップしてるの!?
なんで? 母さんは涙流してるし、リニスとアリシアお姉ちゃんは頑張れって垂れ幕持ってるし、どうして? いや、待って待って。まだ、好きの意味も違うかもしれないし……。
「もちろん。Likeじゃないです。まだ、恥ずかしくて言い出せないし、一緒にいるほうが心地いいから甘えてしまうけど」
ポツリポツリと話す奏の言葉に耳を傾ける。よく考えればそうだ。小さい頃から一緒に居るもんね。子供時代の写真を見た時7人で居た、それから今まで大体の期間を一緒に居るんだ……。
私は……、どうなんだろう? 確かに響の事は……気になる。それは本当。だけど、それは何なのかわからない。
告白した日から、見る目が変わった。なのはとティアナの件の時、信じられてたからあんなに失望させてしまって、溝が出来た。そして、本気でぶつかった。
まだ話は出来てない、けど本気でぶつかってあの人は私達に対して悪いことをしないと、更に確信を持った。隠してることはある。だけど、それは今は言えない……もしかすると、これからも言えないのかもしれない。
それでも、彼は言ってくれた。私たちの邪魔をするような事はしない、と。言葉だけを見たらまだ疑われてしまうけど、私達からはもう疑わない。
今まで、クロノやユーノ、アコース査察官といった男の人とは話をした、だけど、響の様な人と話をしたことはあんまりない。初めてあって、勝手に嫉妬しても、普通に接してくれた。皆をちゃんと見ていてくれた。だけど、最近は少し気になっていた……。
そこまで考えて、気づく。彼の信頼の一番に居るのは奏達なんだと、私はそれに嫉妬しているんだと。
隊長だから、頼ってほしい訳じゃない。年上だからってわけでもない。私にも相談してほしい……そう考えてるんだ、私は。そのポジションがどういう意味があるのか、それも理解して。
「……うん、分かった。奏?」
「はい」
背中合わせで座ってるけど、その声で分かる。
「負けないよ?」
「……コチラこそ、負けません。唐変木というわけじゃないけど、必ず振り向かせます」
「私こそ、振り向かせるよ」
さっきまで気づかなかったけれど、背中が熱い。きっと、奏もこういうことを言うのは凄く恥ずかしかったんだと思う。だけど、六課だと誰か聞いてるかわからないし、こういう場で言うことじゃないけど、話せてよかった。
「さぁ、奏
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