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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第19話 調査任務と、宣戦布告と。
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っと? ということは……。
「ま、まさか割と自由そうな陸曹が、上官にチクるタイプだったなんて……マジかぁ」
「ち、違うわ! あれは、あんときはなぁ!」
「知ってます、冗談です。あん時近くにティアが居たからでしょう? 逆の立場なら、俺もそうしたかも知れませんし。
あの時あそこでドンパチした俺たちをそのうち止めに来るなのはさん達が来る前に、そうするように仕向けて、ティアを一端止めたんですよね?」
「……気づいてたのか?」
「状況的にそうだろうと思ってました。ただ、誰が主導したのか分からなかったんですが、陸曹なら納得です。あの時は俺も周りを見えてませんでしたからねー」
鳩が豆鉄砲を食ったようにポカンとする陸曹を他所に、軽く背伸びを一つして。
「別に良いと思いますよ。俺は何処まで行っても灰色なんで……しかも黒寄りの」
「んなこたーないと思うがなぁ。あの姐さんが普通に信頼置くなんてすげーことだぜ?」
「語彙力死んでますよー」
「ほっとけ。そういう奴は六課のファンクラブに入れてやんねーぞー」
「そんなんあんのこの部隊!? 働けよ!?」
「馬鹿野郎! お前これを見てみろ!」
そう言って懐から取り出すは……可愛らしい女の子、じゃなくて。いつか地球であった事故の……。
「流の写真じゃねーか。なんで流通してるんスか!?」
「何だお前、可愛いは正義だという言葉を知らねぇのか?」
「知りたくなかったそんな正義」
「ま、気が向いたら言えよ。入れてやる」
「頼まれたって入らねぇ……何だ、話せる人だったんですね」
「……お互いにな」
くつくつとお互いに一頻り笑って、
「今日は俺もパイロットで行くから宜しくな」
「こちらこそ。今日は大人数ですしねー、大変そうだ」
「そういやよ。昨日教会のシスターに殴られて、その人が今日付いてくるんだろ? 大丈夫なのか?」
あー……そっか、そういやそうだったなー。
「ま、その辺りはぼちぼちと。向こうも仕事って分かってるでしょうし。
ただ、後ろにはおけないので、コックピット側に俺と一緒に置くかなーと。後ろにおいて全体の士気下げるのもどうかと思いますし」
「うへぇ、そりゃこっちの空気が悪くなるなー。下手な会話も出来ねぇな」
「まぁ、その辺りはこちらのせいですし、申し訳ないなーと」
色々事情があるんですよねー、と繋げようとしたけど。
「ま、いろんな事情在りきの奴が多い部隊だからなー。頑張るしかねぇか」
「そっすねぇ」
「じゃ、ちょっくら機材の確認してくるわ、またな」
「了解です」
あまり深く踏み込まないのはこちらとしても有り難いな
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