第五章
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「この洞窟に秘かに住んでな」
「隠れて住んでいて」
「ここまで勢力を拡大したらしい」
「そうだったんだ」
「ここは人も通らんからな」
「その通りでした、人里離れていてこの辺りは獣やモンスターも多く」
大佐も話してきた。
「この道中実際に多かったですね」
「獣もモンスターもな」
「ですから学者の方々にです」
「軍人さんも警護についてたんやな」
「はい、この獣やモンスターの多さで」
「そういえば教団も多くのモンスターを飼ってるし」
アマードはこのことも話した。
「そう考えると」
「人が寄らないのです、ですが地質学の研究で」
「十星連合の政府が派遣してやね」
「その時に見付かったのです」
「相手はこっちのこと気付いてへんんわ」
このこともだ、ガブリエラは話した。
「自分達が見られてることもな」
「そうなのですか」
「そして私等が忍び込んでることも」
このこともというのだ。
「気付いてへんわ」
「どちらもいいことですね」
「それでな、大佐さんは今のうちにな」
ガブリエラは大佐にあらためて話した。
「洞窟の出入り口抑えてな」
「そうしてですね」
「そこをガードしてな」
そのうえでというのだ。
「一人も通さん様にしてな、この洞窟出入口はあそこだけやし」
「それもまた好都合ですね」
「そやからな」
「あの出入り口を抑える」
「そうしてな、後は私等二人で」
「教団の者達を倒していきますか」
「暴れ回るさかい」
それでというのだ。
「任せてな」
「わかりました」
大佐はアマードの提案に頷いてだった、そうして。
すぐにその場を後にしてだった、出入り口に向かった。そのうえでガブリエラは今度はアマードに対して話した。
「後はな」
「僕達がだね」
「そや、姿を現わしてな」
「後はだね」
「この洞窟の中で二人で周りの教団の者を倒していく」
「ガーゴイルとかが動いてモンスターが出て来ても」
「倒してくで」
そうすると言うのだった。
「ええな」
「うん、じゃあね」
「私は術メインで戦うから」
「僕はだね」
「剣を使ってな」
「そうしてだね」
「そっちをメインで戦ってな、それがバランスがええから」
だからと言ってだ、そうしてだった。
二人で洞窟の一番奥の大聖堂まで行った、そこでだった。
二人は姿を現わした、そうしてそこに集まっていた教団の者達を次々と倒していった、すると。
大聖堂に多くのガーゴイル等石像系のモンスターだけでなく教団に買われていたモンスター達も出て来た、そうして。
神への忠誠をはき違えた道を間違えた天使達が教団の者達の上に出て来た、ガブリエラはその天使達を見ても言った。
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