暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第18話 不安とデバイスと
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を追おうとしたと同時に。
 
[You've Got Mail.]

 ブリッツにメールが届いて足が止まる。待ってもらおうと視線を響に向ければ、待ってるから大丈夫と言わんばかりにこちらを向いて止まってる。
 すぐに済ませようと内容を確認して。

 ちょっと笑ってしまう。そのまま響の方を見れば、丁度あくびをしようとしていて、
 
「響。明日からよろしくね?」

「んぁ?」 

「明日の出張任務から、私も六課に出向だから」

「……マジで?」

 久しぶりにスバルとティアナに会える事と、この人がどういう風に動くのか生で見られるのがちょっと楽しみになった。
 
 さぁ、明日から頑張ろー!
 
 ……その前にカルタスさんに今日の報告と、情報を提供しないと……。
 
 
 ――――
 
「そう言えば、六課でスバルってどう? 大丈夫?」

「ん? それはどっちの意味? 仕事? 魔導師? どっち?」

 ズーッとおうどんを食べながらお互いに会話を、ちょっとはしたないかなと思う半面、閉店間際のようでお客さんも少なくて助かる。

「……仕事の方。ティアナに迷惑掛けてないかなーって」

 あの子、主席で卒業した割に事務処理は苦手だから。
 
「んー……ぶっちゃけるとあんま良くない。今事務処理が上手く回ってる理由に気づいてないし」 

「……そう。でもティアナの事だから。ある程度は自分でやりなさいってするかと思ったのに……、あ、うどんのおかわり下さーい」

「……相変わらずすげーな。や、ティアはある程度突き放してるよ。ヴィータさんの方針も有るし、それ以外の要因で上手く行ってて、ティアはそれに気づいてるよ。
 だから、割と話すようになってきてるし。
 あ、すいません、天ぷらの盛り合わせって……あ、もう無い? あ、はーい」
 
 ズーッとうどんを食べながらそんな話をする。その要因って……もしかして。
 
「ホテル・アグスタで大怪我した流くん? さん? だっけ?」

「くんだな。そ、アイツが時間有る時に代理で処理しても問題ない奴全部片付けてくれてたんだよ。
 スバルから、ティアがちょっとミスった件って聞いた?」
 
 響の言うミスというのはきっとあの件だ。スバルから連絡を受けた時驚いたのもあるけれど、そこまで思い悩んでいた事に何も手助け出来なかったのが歯がゆかった。 

「……うん。だからすごく驚いたけど。それにも関係あるの?」

「直接的にはない。だけど、動きやすいように医務室ベットで仕事片付けてたってさ。スターズの事務処理は流が居たから上手く回って、スバルの所に仕事が溜まってないからなぁ」

「そう……なんだ。あれ? ということは待って。スバルはそれに気づいてない……?
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