暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第18話 不安とデバイスと
[9/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
り一緒についてきたかと思ったけど……。うーん、これは近いうちに本格的に話を聞いてみないといけないなー。
――side響――
結論から言うと、もう一つの調査場所も外れ……だけど、わりかし有力な証言が得られた。
最近若い女性が出入りしてる廃棄区画があると、そこに住む人達から話を聞くことが出来た。
ローブを纏っているが明らかに若い女性の声に、大きすぎる荷物だったり、そんな所に入るには怪しい大きな車両。
お礼として、色々食料を渡して、他に何か分かったらここに連絡をと、捨てアドレスの連絡先を教えて、これ以上の収穫は無いと判断してギンガと一緒に108へ戻る用意をしていると。
「あの……なんで、あんな人達に話を聞いたんですか?」
おや?
「あー……ホームレスの人達にって事?」
「う、うん……私が単独の時、あまり話どころかすごく睨まれたのに」
「そりゃそうだよ。俺だって睨まれてたし。だから交渉して、食料という報酬渡すからどうですかって聞いたんだよ」
実際、すげー目で睨まれたし、まぁ分からなくないけれど。
「や、そう……じゃなくて」
「……? あーそういう事か。あの人達も人で、守る対象で。だから普通に接したんだよ。当然だろ?」
「……」
ギンガが言わんとしてることは分からなくはない。あんまり関わりたくないだろうしなー。だけど、
「そういう区別してたら、いざって時に困るのは自分達だしねー」
基本的に守るものを区別したら……いや、そもそもだ、
「守るものを選ぶなんて……どんだけ、俺達は偉いんだよって話にもなるし」
――sideギンガ――
「守るものを選ぶなんて……どんだけ、俺達は偉いんだよって話にもなるし」
正直、ああいう人達って、割と苦手な部分な人達だ。捜査に協力してくださいと伝えても、適当な情報を渡して、信じてそこに行ったと知ればせせら笑う。
そんな人達ばっかりだった。
今回の件だって、何処まで本当なのか分からないし、あまり信憑性もない。
きっと響も半分嘘が混じってるだろうと気づいてると思う。
でも、そういった彼の瞳は、ひどく悲しく見えた。
「それに、こういう捜査ってやっぱり足で回って探さないと行けないし、真偽は別として連絡があったのなら行かなきゃね。
ま、情報提供のお礼をしても変わらなかったから、ある程度は本気だと思うよ」
さっきと変わって落ち着いた目をしてケラケラと笑ってる。
それこそ見間違いだと思うほどに。
「まぁ、今日は終業時間な訳だし、これは次だな。なんかご飯食べに行こうぜ」
「う、うん」
手を頭の後ろで組んで先に進む響
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ