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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第18話 不安とデバイスと
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みると、響の表情は何やら曇ってる感じ。後ろに居るスバルたちは機能を言うたびにはしゃいでたけれど、本人はそうじゃないみたいだね。
「みんなにも言ったんですけど、この子は生まれたばかりです。大事に、でも限界まで育ててあげてね?」
シャーリーがニコニコしながら伝える。そう、色々あったけれど、響に渡したデバイスはまだ生まれたばかりの赤ん坊と一緒。だから、これから響と一緒に成長していくものなんだ。そういう意味を込めて伝えた……はずなんだけど、更に表情が曇った。後ろに居た奏がそれに気づいたのか苦笑を浮かべてる。
「……そしたら、今回は起動はないな」
「え!?」
奏以外の、全員が驚きの声を上げた。
[私では不服……という事でしょうか?]
「違う。そうじゃない。機能がただの刀なら運用していた、だけど特殊機能が入っていて且つ、まだ同期されていないのなら、まだ使用するには早いって事だ」
[……私ならば、貴方に合わせることが可能です。その為にデータを頂きました]
掌に置いた花霞が食い下がる。うん、早速感情が出てきて喜ぶ所なんだけど……。
「確かにデータも大事だ。でもな花霞? 俺はまだ出してない手だっていっぱいある」
ふにゃっと、力が抜けそうになる。いっぱいあるって……。いいきっちゃった。
[……ですが]
「信用してないわけじゃない。近くで見ないとわからないこともあるって話。そもそも今日の予定は、俺はこれから調査任務だし、そもそも出番は無いよ。大丈夫。やばいと思ったら頼るさ」
多分、これが訓練だったらすぐに使ってたと思う。だけど、調査とは言え、使い慣れてないものを持ち込むのはどうかと考えてる。何より響のスタイルを見ていると、余計にそう思う。
きっと、自動防御とかされたりすると困るんだと思う。私達には普通だけど、響にとっては戦闘が継続出来るかどうかの問題になる。
ふいに響がこっちを見た。何だろ?
「この待機状態はどうしたらいいでしょ?」
ん? どうしたらって……、あぁ、なるほど。そう考えてると、すすすっと奏が響の側に行き……。
「こうしたらいいんだよ。少し借りるね」
鈴を手に取り、赤い小さな巾着袋に入れる。そして、それを響の手に返した。
「本当は髪縛りの紐の装飾にしたら映えると思うけど、それはいやでしょ?」
「それは流石に。恥ずかしいし」
確かに、響の髪って長いし、キレイなんだよね。ワンポイントでそれが入るだけでもいいかもしれない。
っと、時間を確認して、さて。
「皆、長話もいいけど、御飯食べないと今日も大変だよ?」
はい! と、今日も元気よく返事が聞こえる。気が付かなかったけれど、この場に流と震離が居ない。てっき
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