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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第18話 不安とデバイスと
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…展開しても?」

「うん、いいよ」

 許可も出たことだし、鈴を手に持って……何ていうかな。展開、じゃ、味気ないし。そうだ。

「今から言う言葉をセットアップとする。いいか?」

[はい]

「ありがとう。なら、結べ」

[了]

 瞬間、六課の制服から赤い和服が目に入る。黒いインナーに、カーゴパンツの上に赤い和服。腰には帯、そして刀が一本出現した。やはり、か。鈴が一つの時点でなんとなく察してた。そして、刀を抜く。白塗りの鞘に、桜の花びらを散らしたきれいな鞘。合口拵えの刀。刀身には波紋がある。
 少しそれを眺めた後、鞘に収める。スッと顔の前に持ってきて、少し刀を抜き、もう一度刀身を見る。

 決めた。

「名は花霞(はながすみ)

[はい。花霞(はながすみ)……ですか?]

「ああ。意味はゆっくり教える。これからよろしくな花霞?」

[全身全霊を持って、あなたに御使えいたします。どうかこの身が朽ち果てるその時までお使いくださいますよう。よろしくお願いします]

 
――sideなのは――

 無事に名前をつけ終えて、私とシャーリーからの説明を受けてる。インテリジェンスデバイスの説明をした後、本命の刀身の説明。

 この刀には色々と機能を組み込んでいる。刀身はミッドに存在するシグナムさんの知り合いの居合道場の協力を得て出された刀がこれ。
 シグナムさんが言うには、鍛冶屋の人曰く、天瞳流の子以外に久しく良い子を見たと喜ばれたらしい。ただ、もう一本はすぐには出せない上に、今から作るから時間が掛るそうで。
 仕方ない、という事じゃないけど。それならば後に追加出来るようスロットを空けておこうということで話は纏めていた。そして、問題の刀身の機能ははやてちゃん達が監修して作った。
 魔力収束機能。私が使う収束系魔法(ブレイカー)とはちょっと違う。私の場合、攻撃を行うために魔力を集めるけれど、この子の場合は、魔力を還元、又は利用するために常時行われる。
 響自身魔力量が少ない、だからこそ出来る幅が少ない。ならば違う場所から魔力を持ってこようと考えた結果がこれ。

 この機能について説明した時、素直に驚いてた。けど、同時にまだ問題がある。この子は、花霞は、まだ生まれたばかりの子。完全に響とはまだ同期されていない事。使い込めば使い込むほど、効率よく魔力が還元されることを伝えた。

 次に、前のデバイスとはそもそも違う点として、バリアジャケットと刀身は完全に別物。つまり、以前使った刀をリアクターパージすることは出来ないと、改めて伝えた。一応内部には暗器も仕込んであるけど、それらも別の物ということ。
 
「以上。わからない事があったら聞いてね」

 一通りの説明を終えたので、そう聞いて
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