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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第18話 不安とデバイスと
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戻る間に凄くいじられた。特にティアからはこれで逃げ隠れしなくて、ガチンコできるわけだからいいじゃないと煽る煽る。少し前にティアと話をした。特になんて事無い他愛もない話。ふと言われたのが、ちびっこ達もそう呼んでるから同じでいいと言われて、それからはティアって呼ぶようになった。それからは割とオープン。色々相談も受けるようになったし、接近戦での見切りとかも教えるようになった。良い流れ何だということは分かる。だけど、事あるごとに煽るのは良くないと思うんだ。
そうこうしている内にデバイスルームへ。で、だよ。
「なんでお前ら居るんだよ」
後ろを振り向くと、流と震離以外の全員がそこにいる。なのはさんは分かるよ。色々仕様聞いてるんだろうし。だけど、お前ら5人だよ。なんでいんだよ。
「えー私も見たーい」
「お兄ちゃんのデバイス見てみたいです!」
「エリオ君と同じく」
「どんなふうになるか気になって。で、文句ある?」
上からスバル、エリオ、キャロ、ティアの順。なんだよ、ちくしょう。とりあえず扉を開けて皆で中に入る。
「あ、待ってたよー響ー」
凄く上機嫌なシャーリーさんがそこにいる。ニコニコ笑顔を浮かべながら手招きまでしてる。
ここまで来たら、素直に受け取るか。
「で、俺のデバイスはなんでしょ?」
周囲を見渡すけど、それらしきものが見当たらない。
「ああ、そこにあるでしょ、待機状態になってるから」
シャーリーさんがメンテナンスポッドの中に浮かぶ待機状態のデバイスを指さす。視線の先には、小さな鈴が浮かんでいた。
「……ふーん」
正面に立ってこれを眺める。なんかよくばあちゃんとかが財布につける鈴みたいで、ちょっと可愛い。銀色でこれと言った装飾もない。いいね、好感が持てる。
[よろしくお願いします。我が主、響]
瞬間固まる。おいおいまじかよ。シャーリーさんに視線を向けると、ニヤリと笑って。
「響のもインテリジェンスデバイスだよ。ティアナ達もインテリジェンスデバイスなのに、簡易デバイスなわけ無いじゃない」
おいおいまじかよ。ため息が自然と漏れる。いやだって、俺の魔力量じゃこの子を十全……8割も使いこなせそうにないんだけどなー。
[主。私では不服でしょうか?]
「ん、いや全然。むしろ俺ががっかりさせないか心配だ。名前は?」
鈴を手に取りながら名前を聞く。コミュニケーションは大事だ。
[いいえ、まだありません]
思わずシャーリーさんを見る。多分めっちゃ怪訝な顔してたと思う。そして、視線をそらされる。代わりににゃははと笑うなのはさんが。
「それはね。響が名前をつけさせようって皆で話し合ったの」
「なるほど…
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