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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第18話 不安とデバイスと
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ば高速戦も出来る。どこの完璧超人だお前。しかも、ベルカ式の斬撃魔法撃ったと思ったら、即ミッド式の砲撃を撃ったりしてる。このことから並列処理も中々凄い事がわかる。デバイスに任せてる部分があるんだろうけど、それを差し引いても、マルチタスクが自然にできてるということだから、尚の事凄い。
 
 でも、それはカタログスペックでのお話。実際は、それの切り替えがどうも上手くいってない感じだ。

 なのはさんと相談してこんだけ情報が出て、2人して頭を抱えた。調子が悪いのも少し待ってみようかって話で一旦終わった。

「コホン。さて、今日訓練なんですが。さて、緋凰空曹?」

「……えっ、あ、はい」

 思わず声が漏れる、苦笑を浮かべながら皆がこっちを見る。スルーしていいんだよ。
 突然名字を呼ばれてちょっと口ごもる。

「深い意味は無いから安心して。響は後でデバイスルームへ行くこと、それだけだよ」

「はぁ……デバイスルームですか。なんでまた?」

 はて、デバイスルームなんて行く用事なんて無いはずなんだが。

「響用のデバイスが完成したの、それの受け取りだね」

 そう言うや否や、俺と少しへこんでる流以外の皆が歓声を上げる。するとなのはさんが俺の表情に気づいたのか。
 
「ちょ、なんでそんな微妙な顔してるの?」

「え、いやだって。良いデバイスってそれだけ、運用が大変というか。発動が大変なやつの補助というのが大きいじゃないですか。俺自身対して困ってないというか、勝手に判断して盾はられても困るというか」

 実際そうだ。勝手に盾はられたりすると、すぐにガス欠になっちまう。この前の対フェイトさんも。刀一本修復させるのにかなり持って行かれたし、その後バリアジャケット直さなかったのも、余裕が無いからだったし。
 
「フフフ、でもね響。そう言うだろうと思って、いくつか機能を用意しておいたんだよ。その為にはやてちゃんやヴォルケンリッター総出で手伝ってくれたし」

 フラッと立ちくらみに襲われそうになる。なんですかそれ? 視線を横にずらすと嬉しそうに奏と震離がサムズアップしてるし、スバルやエリオ、キャロは目をキラキラさせながらこっち見てる。ティアもなんかニコニコしてるし。とりあえず、疑問をぶつけよう。

「あのー俺だけですか?」

「うん、今回は響だけ、奏と震離も様子を見て作っていうつもり。だから待っててね?」

「「はい」」

 うわぁ……正直俺なんかよりも、先に二人分作っても良かったと思うんだけどなー。ソッチのほうが単純に戦力上がりますよー。とかいい出したかったけど、雰囲気的にもうだめだったから諦める。

「じゃあ、これで午前は解散。皆しっかりと休むように!」

 そうして、解散となって、皆で隊舎まで
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