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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第18話 不安とデバイスと
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嬉しかった。
防護服は、真っ白に黒い縁取りがされたオーバーコートに、隊の皆さんが着ていた、黒いインナーだった。白いジャケットに思わず文句を言う。目立ちすぎると。
けど、皆さんは、私たちとは違う道をいってほしいという願いを込めた、と言ってた。見知った皆さんにそれぞれ文句を伝えると、同じ回答だった。こんな汚れたことをしなくていいように、暖かい場所へ行けるように、と。
今でも思う。この時の皆さんは気を使っていってくれたと。弱い私はいらないと、言っていたんだと。
事実、任務同行を申請しても皆さんは受けてくれなかった。自分の力が十全に役に立つとは思っていない。いつもお世話になっている皆さんに対して、何か返せたらいいって、それだけを考えてた。
それを察してくれたのか、隊長が作戦の同行許可をしてくれた。とても喜んだ事を覚えてる。だからこそ気づかなかった。「力になりたい」が、「皆さんと一緒に任務に参加する」に切り替わっていた事を。
そして、私を含めた12人でプラントを攻め込む為、夜中に作戦が開始された――。
はずだった。突然の豪雨に紛れ、何者かの接敵。瞬間的に気づく。情報が漏れていたことに。
目の前――いや、周囲にいたのは大量の人間に似たもの。それらは揃って青を基調としたスーツを着ているが、皆が皆、同じ顔だった。口が開く様子もなく、感情も感じられない。そして何より、この視界の悪さの中で、文字通り、その眼が赤く光っていた。
視線を上げれば、雨と木々で見えにくいが、確かにもう一人そこにいる。フード付きのマントを着ているが、腰にあたる部分に剣……いや、大きな鎌を所持していた。
情報が洩れている以上、一時撤退をすべき。小隊長が判断を下し、皆従う。撤退しつつ後退を開始する。
周囲を囲んでいたアンノウンを薙ぎ払い、転移ポートを設置した場所を目指す。だが、ある程度進んだ時に、前方からもアンノウンが攻めてくる。ここまで進んでくるまでに、かなり消耗した。アンノウンにもAMFが内蔵されているのか、魔力をうまく廻す事が出来ない。ならば、と一番の先輩格の男性が空へと上がる。
次の瞬間、空から雨以外の生暖かいモノが降ってきた。木々の隙間から見えるフード付きは相変わらず一定の距離でこちらを追っている。なら、空へ上がったあの人は?
交戦しながら視線を下へずらす。暗くてわかりにくいが、明らかに地面が変色している。大きく下がった際に、自分のコートが目に入る。泥や雨で汚れているとはいえ、つい先ほどまで
まだ
(
・・
)
、白かった。それが今では、赤い斑点が所々についている。
突然
何か
(
・・
)
に躓き、体制を崩す。躓いたモノを見て、理解してしまう。今そこで空へと上がった人の下半身だけがそこにあった。
緊張が走る、全力で撤
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