奇妙な対面
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の気持ちだよ。」
キラさんは、そう言って微かに微笑みを浮かべ、席を立って私の分もお会計をした。
「……そうだ。」
「はい?」
「また、会いたくなったら、手紙に書く。…また、会ってくれるかい?」
「…は…、はい!」
私は、緊張しながらなんとか返事をした。
そして、キラさんは、さよなら、っと言って、去って行った。
私は、ボーッとその後ろ姿を見送った。
「はあ〜〜〜〜。」
キラさんがいなくなり、私はヘロヘロとカウンターの机にへばった。
キラさんは、思っていた以上に…、大人の人でした。
ちょっと、変わってる…ような気がしなくもないが、気にはならない。
どうしよ〜、続きの手紙…なんて書こう?
私は、耳まで真っ赤になってた。ああ、柄にもないなぁ。私、今日おかしいよ。
どうしよ〜、仗助に見られたら、絶対問い詰められちゃうよ〜。
私が一人パニックになっていると、マスターが冷たいおしぼりと、お冷やを出してくれた。
やっと落ち着いて帰ったのですが、帰ったら、仗助が、なんか臭い。
そしてなんかメッチャ落ち込んでるし、怪我までしてる。
どうしたの?って聞いたら、2万5千円の靴と、ミスタージュンコのブランドの靴下を泥水に落として台無しにしたらしい。
どうやら、仗助にとっては、今日は厄日だったようだ。
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