レッド・ホット・チリ・ペッパー その3
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…、どうして? 私は、目の前で傷つけられている弟さえ助けられないの!?
家族を失うよりも…、“自分自身”が怖い…。
おとといの夜の音石(レッド・ホット・チリ・ペッパー)の言葉が脳裏を過ぎった。
違う! 私は…私は…!
ホントウのコトダロウ?
違う!
ウソじゃ、ナイ
違う!!
オマエは、“ワタシ(私)”をオソレテイル
「いやあああああああああああ!!」
「ミナミさん!?」
「うぉおおおああああああ!?」
「うわっ!」
私が頭を抱えて叫んだ直後、周囲一帯にブルー・ブルー・ローズが出現していた。
「し、しま…! ラジコンにまで…!? げぇ!」
レッド・ホット・チリ・ペッパーが、根っこが生えてきたラジコン飛行機を捨てた。
「ひ、ひぃ!? に、逃げ場が…! ミナミぃ! スタンドを止めろぉ!!」
「無駄だぜ! 姉ちゃんのスタンドは勝手に暴走してんだよぉ! 止められねぇんだよ!」
「お、おおおお、お前も肥やしになりそうだってのに、なんで落ち着いて…!?」
「へん…。姉ちゃんに殺されたって、恨むわきゃないだろ?」
「ば…馬鹿弟…。」
「ミナミさん?」
私の心が落ち着くと共に、周りに出現していたブルー・ブルー・ローズが消えた。
「ハーハーハーハーハー! 死ぬかと思った!! ブベハッ!?」
過呼吸になってる音石。クレイジー・ダイヤモンドがレッド・ホット・チリ・ペッパーを殴り、ダメージのフィードバックされた。
「み、ミナミぃ…、しょ、正直まったくなめてたぜ…。お、おれはよぉ〜〜〜、マジにお前に彼女になって欲しいなぁ、な〜んて思ってたぜ〜? そんでいて、ブルー・ブルー・ローズを利用すりゃ…って。けどよぉ、本気で殺すべきは、空条承太郎でも…、仗助でもなかった…! お前だ…ミナミぃ!」
「後悔しても…、もう遅いよ?」
「自分の…、過ちは反省しなくちゃぁなーー! もう、余裕はねぇ! 必死になるよぉーーーーー!!」
するとレッド・ホット・チリ・ペッパーが光り輝きだした。
凄まじいなんてもんじゃない。車のハイビームのような強烈すぎる目に痛い光だ。
「町中の電力を我がレッド・ホット・チリ・ペッパーに集中させる! 今までこのパワーを使わなかったのは、これをやるとしばらくは、俺のパワーの源である、この地方一帯の電力がゼロになってしまうからだ! しかし、もう構わん! 仗助とミナミと康一! おめーらをぶっと倒したあとは、飛行機のバッテリーで飛んでいって、ジョセフを殺すだけだからなぁーーーーーーーー!!」
レッド・ホット・チリ・ペッパーの光が緩む、直後凄まじいパワーでレッド・ホット・チリ・ペッパーが仗助を襲った。
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