サーフィス
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「ところで、どうして仗助が、この人と?」
「いやぁ、ちょいと…。」
仗助(?)がそう言う。
「ところで、間田さんとはどういうご関係で?」
「なにって、去年ぐらいに告白されたのよ。お友達さんと一緒にね。」
「へ〜。そんなことが。」
「それで、その前には、あま〜いコーヒーゼリーご馳走になっちゃった。あの時は、ありがとうございます。」
「へ!? あ、あ、ど、どうも…。」
「ところで…、今、お時間あります?」
「えっ!?」
「もしかして、ご都合悪いですか?」
「えーと…、えーと…! その、俺、今、大事な用があって…。」
「それって、“あの時のお返事”を聞けないほど大事なことですか?」
「えっ!?」
「どうなんですか?」
「っ…!」
うふふふ。メッチャ困ってる。
「いいんじゃないっすか〜。間田さん。」
仗助(?)が背中を押す。もしかして、自立したスタンド?
「間田さん。」
話しかけたら、ビクッてしてる。顔真っ赤かでゆでだこみたいに。面白い。
私は、ずずいっと顔を近づけてやった。
「お時間…いいですか?」
ささやきかけるように聞いてみた。
「ぅううううううううう! い…いいいいいいい、行きます! 行きます!!」
かかった…。
「じゃあ、ここじゃ人の目が気になるから…、人目の無いところに行きます?」
「も、もももも、もちろんっす!!」
「でも、…その前に。」
「?」
「頭から、“根っこ”が生えてるよ…。“仗助”。」
「ーーーーえっ!?」
仗助の贋物の額にあるネジから、赤い根っこが生えていた。
ま、最初から分かってたんだけどね。
双子舐めんな。そして、私のスタンド…、このときだけは、ナイス。
一変して青ざめる間田の肩を、後ろから本物の仗助が掴んだ。あらら、目の下からメッチャ血が出てる。
「そうそう。人目あるけど、返事出しとくね。……ごめんなさい。お付き合いは、できません、だよ。」
そう言ってる間に、ボッコボコ。あと、贋物仗助は、木の人形になった。
こうして、間田の空条さんへの襲撃事件は、未遂で終わりました。
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