サーフィス
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私が学校に行ってない間に、なんか色々とあったらしい。
まず、小林玉美っていうスタンド使いとの戦いで、広瀬君がエコーズというスタンドを手に入れたこと。広瀬君に負けた小林は、広瀬君の舎弟みたいになったこと。
そんなわけで、校門のところで小林がポケ〜っとしてたわけで。
私達と下校してきた広瀬君を見つけると、笑顔で手を上げて『康一どの〜』って言うんだ。外見からもいかにもゴロつき系だけどさ、広瀬君にどれだけやられたんだろう?
そして私を見ると。
「おおお! だ、ダイナマ〜イツ!」
って、びっくりされた。
「ミナミさんには、絶対手を出しちゃダメだからね?」
「へへへへ、そんなこたぁしやせんぜ! 康一どの〜。もしや…、康一殿の彼女さんですかい?」
「ち、違うよ! ミナミさんは、仗助君のお姉さんで友達だよ!」
「あっ、通りで…。」
私と仗助を見比べて顔が似てるってことに気づいたみたい。
小林は、わざわざ来たのは、スタンド使いの情報を持ってきたからだと言った。
間田敏和。
この学校に通う、三年生だと言った。
スタンド使いだという確証はないらしいが、不可解な事件が三月にあったらしい。
っというのも、間田が親友との喧嘩の後、その親友が家で自分で自分の左目をシャーペンで抉ったらしい。もう、聞くだけで痛い…。
確かに不可解だ。スタンド使いの可能性はあるかもしれない。
「姉ちゃん。悪いけど、先に帰っててくれ。」
「行くの?」
「ああ。」
「分かった。」
「じゃ、行ってくるぜ。ついてくんなよ?」
仗助が念を押してそう言ってきた。
私が戦闘向けのスタンド使いじゃないし、なにより私の身の安全を考えてのことだろうけど……。
ごめんね…。仗助。
私…、保険かけとくわ。
私は、仗助と広瀬君が校舎に行くのを見送った後、校門近くでこっそりと待った。
1時間もしなかっただろうか…、やがて間田が仗助(?)と共に校舎から出てきた。
私は、間田が校門を通り過ぎようとしたところで。
「こんにちは。」
「えっ!?」
「久しぶりですね。」
そう。私は、彼を…、間田を知っている。
あ〜らら、すっごい焦った顔して。顔真っ赤だよ?
「ど、どどどどど、どうしたんですか!? な、なんでこんなところに!?」
「間田さ〜ん? 知り合い?」
「あ、仗助。そうなのよ。」
「知り合い!?」
「顔見て分からない? 双子なのよ、私達。」
「ふたご〜!?」
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