蘇る記憶
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私は、仗助が倒れてから病院で入院している間に、誰かに誘拐されたんだ。
そして、気がつけば、暑い暑い国に…遠い異国の地に連れてこられた。そこで金色の男に、力…きっとスタンドを使って欲しいと言われたんだ。
4歳の私には、分からなかったけれど、あの男に従うのが怖かった。だから、逃げた。スタンドが私を逃がした。
逃げる私を追って来る奴らがいた。
私はただ逃げたくて、家族のところに帰りたくて必死だった。だから……スタンドがそれに応えてくれたんだ。
追っ手は、スタンドが倒した。いや…殺した。すべての命を花にされて。
その花がその場にいたあの二人の人と、犬に入ったのを見た覚えがある。
エンヤが言っていた
君の力は、365日分(推定1年分)の生命の命を青いバラの花に変える力だ
その花は、他人に与えれば寿命を引き延ばし、そしてたった一度だけあらゆる死を無かったことに出来る
そして、1000本集めれば、失われた命すらも蘇らせられると
思い出した……。
それが、あの金色の髪の男が言っていたことだ。
男は、私の力で誰かを蘇らせようとしていた。
その人の名は……。
どうか、生き返らせてくれないだろうか?
私の魂の片割れたる、ジョナサン・ジョースターを
……………………思い出した。
「オラァ!」
『ぐへぇ!』
私がぼう然と泣いていると、空条さんの声と、あの時形兆を殺した電気のスタンドの声が聞こえた。
ハッと我に帰った私が見たのは、部屋のコンセントからバチバチと出てきている電気のスタンドと、部屋の出入り口で、スター・プラチナを出して電気のスタンドを殴った空条さんだった。
『あ、あんた…、警告してやったってのによぉ! 聞いてなかったのかよ!?』
「あんな警告程度で逃げると思うか?」
「くうじょう…さ…。」
「だいじょうぶか? ミナミ。」
『俺はただ、東方ミナミと仲良くなろうってだけで、ちょいとお邪魔しただけだっつーの!』
「ミナミに? 狙いは、ミナミのスタンドだな?」
「!」
『……ま、そうですけど。なにせ自分で制御できないようなんでちょっとばかり指南してあげようかなって…。あと、もし良けりゃ、お近づきなって、彼女になって欲しいかなって…、デヒヒヒ。』
「マシな嘘を吐きな。狙いは、ミナミのスタンドが生み出す青いバラの花だろうが。」
「っ…。」
すると、電気のスタンドは、黙った。図星だったんだ。
「生と死を操るスタンドだ。寿命を延ばせるならこれほど欲しいスタンドもあるまい。てめーみたいな腐れ野郎の考えそうなことだ。」
『それだけじゃねーだろうが! 死ん
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