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仗助にもしも双子の姉がいたら?ネタ
アンジェロ その1
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ク!』
 ……宣戦布告って事かな?
 あ、仗助が警察官に。まあ、普通はそうだよね。
 あ〜あ、現役警察官のお爺ちゃんになんて説明しよ。ま、この手のことは初めてじゃないし、げんこつ程度で許してもらえるかな?

 このとき、私は知らなかった。
 あの犯人にさせられた男の人の連れだった女性の人が、何者かに強姦された後、殺害されていて、発見される際に、血のように赤い茎のある青いバラが咲いていていたことを。そのバラは、見つかる前に、同じ色の赤い木の根っこによって摘み取られ、根っこと共にどこかへ消えたことを。





***





 翌朝。
「ふわ〜ぁ。おはよ、母さん。」
「おはよ。…コラ! またそんな格好で降りてきて、年頃の娘がしちゃだめよ!」
「いいじゃん別に。」
「おはよ、お袋。…って! 姉ちゃん! また!」
「ほら、年頃の弟が戸惑ってるでしょ。早く着替えてきなさい! じゃないと朝ごはん抜き!」
「は〜い。」
 なんでよ〜? 下着だけの格好ってそんな悪い? だってパジャマ、キツいんだもん。
 それにしても…、なんかやな予感がする。なに良くないことが起こらないといいけど…。


『げっへっへっへっ…、たいした身体してんなぁ。』


 私は、私の着替えを見ている片桐安十郎(通称アンジェロ)の視線に全然気づいてなかった。っというのも、アクアネックレスというスタンドが家の水道管の隙間から私を見ていたから気づかなかったのだ。
 私が着替え終える頃、アクアネックレスは、水道管を通って、下の階のキッチンに。
 私が降りてきたときには、母さんがコーヒーを入れていて、仗助が何かの液体が入ったウィスキーの瓶を、私に見せてきた。
 母さんに悟られないよう、仗助が瓶を振ると、アクアネックレスが空のウィスキーの瓶の中の液体から出現して苦しんでいた。
「どしたの、これ…?」
 私達は、小声で話し合った。
「さっき、お袋の腹に入ったから捕まえた。」
 あ〜、ってことは、また腹パン(貫通)したな、弟よ。
「どうする?」
「承太郎さんが来るまで、このままだな。」
「連絡はした?」
「連絡中に捕まえたから、じきに来るはずだぜ。」
「ちょっと、二人ともコーヒーが冷めるわよ。ミナミは、いつも通りミルクと砂糖いっぱい入れたのがいいのよね?」
「うん、ありがと、母さん。」
 私は、母さんに笑顔で言った。その間に仗助はポケットにアクアネックレス入りのウィスキーをしまった。


 そして……、私達は油断しました。

 液体のスタンドだからと、甘く見ていました。今までずっと別のスタンド使いに出会うことも無かった私達は、力を持つことがどれほどに危険
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