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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第17話 優しい人
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イスの件。なんとかなった」

「え……あ、本当ですか?」

「あぁ。シャーリーに渡した。既にベースは出来ているから今日中には一端組み上がるそうだ」

「な、長かったぁ……! もう、響のデバイスのデータ流用して、今の強化版で行こっかって話してたんですよ」 
 
 ……あ。
 
「す、すまない……交渉に手間取って。まだ1本残ってるんだ」

 ……まっずーい。シグナムさんが凹んだー。そしてヴィータちゃんってばざまーみろみたいな顔しないで欲しいなー。
 シャーリーとは元々段取りは決めてるし、今は1本でも追加兵装として足せば良い様にしてあるけど。 
 
 やっと完成まで漕ぎ着けたー……長かったなー。
 
 あとは、奏と震離のデバイスも作ってあげたいけど……どうにかしないといけないなぁ。
 
 ……二歳年下って、こんなに遠いとは思わなかったなぁ。
 
 
 
 
 
――side響――

 ギンガと捜索を開始して、早数時間。間違いなく俺たち以外の誰かが居たっていう痕跡は有るが、若干古い足跡だったりで今一歩進まない。

 丸い機械という奴も作業用工事車両だったりで、もしかすると見間違えたかなっていう線が強い。
 
 まぁ、こういう捜査って。
 
「……つまんないですよね?」

「んぉ?」

 申し訳なさそうにしてるギンガと考えてたことが一致したもんだからちょっとびっくり。
 ただまぁ、知ってるというか、空振りばっかりだからなー。
 だから返す言葉は。
 
「つまんないけど、お仕事だからなー」

「まぁね。ふふ、フェイトさんと渡り合ったっていうから、すごい人だと思ったら、もっとずっと近い人で安心した」

「そりゃ、俺ってそうでもない人だからな。変に色眼鏡で見られても困るし」  

「でも渡り合えたんなら……」

「相性の問題もあったよ。力押しで来られたら勝負にならなかったし。魔力にモノを言わせたなぎ払いではなく、速さと技術で来たから勝負もどきが出来た。
 フェイトさんって広域魔法も、収束砲撃、範囲砲撃、何なら天候操作……あぁ、儀式魔法だっけかな。あれも出来たはず。
 だから、勝負になった(・・・)じゃなくて、勝負に付き合って(・・・・・)くれたが正しいんだよ」

 そこまで話して、しん……と静かになって言い過ぎたというの自覚。いや、ゲンヤさんが言ってたな。スバルはなのはさんに、ギンガはフェイトさんにそれぞれ憧れてるんだーって。
 だから、フェイトさんがすげーって話して問題ないはずなんだが……。

「私は見てないからなんとも言えないけど。そんな人がザンバーフォームっていう奥の手を一つ使わせたなんて、普通に凄いと思うよ?」

 あら? 想定してた回答と違ったわ
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