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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第17話 優しい人
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ぶんと、投げるけどかるすぎるのか途中で落ちた。お礼をいいながら奏はそれを拾って。
一瞬目が細くなった。でも、直ぐにふにゃっと笑ってアーチェさんを見つめながら。
「……またね」
と、返事もすること無くそのままアーチェさんは行った。
……で。
「……奏。シスターアーチェとの関係って聞いても?」
「昔とある事でちょっと。個人的な事ですが……上官命令でしたらお話しますよ?」
それは遠回しな拒絶。私には部下に手を上げられたと教会に……抗議する理由は出来たけど。
果たしてそれは正しいことなのかな? 何かを隠してる奏達と関係しているだろうし……うーん。
「奏! 大丈夫?」
「あ、スバル。あはは……かっこ悪い所見せたね。大丈夫だよ」
「かっこ悪いって……なんで、怒らないの?! だって、あんな……」
「いいからいいから」
あははと笑っているけれど、スバルの言うことだって分かるよ。
「……天雅空曹。本当に大丈夫なんですね?」
「えぇ、個人のいざこざです。申し訳ございません」
サッサと倒れた時についたホコリを払ってると、午前の部を終えた他の皆が次々とやってくる。そして、最後にやって来た震離と奏が目を合わせて。
「今さっき、アーチェが来てたよ」
「……そっか」
特に何も話すこと無く2人は別れて……。なんというか不思議な感覚だった。
――――
「はぁ? アーチェが? 奏を? なんで?」
「わかんない。本人は個人的ないざこざだーって」
「……ますますわかんねぇ。今まで何度か会ったことあるけど、そんな奴じゃねーぞ?」
バクバクと食堂のデザートを食べるヴィータちゃんに、午前の部で起きたことを伝えた。
隣で、なんだか疲れた表情のシグナムさんも話を聞いて、不思議そうに首を傾げてる。
本当はフェイトちゃんも居るはずだったんだけど、シスターアーチェの持ってきた依頼の為に色々申請したりしないと行けないらしく、直ぐに行っちゃった。帰ってきたら色々聞かせてねって言い残して……。
「……基本的に礼儀正しく、シスターらしからぬ所もあるが、ザンクト・ヒルデ魔法学院を中心に子供からの人気のあるシスターだ。
後は、全体的に天然だな」
「お前が言うなおっぱい魔人」
「……まだ怒っているのか。いい加減機嫌を直せ」
「あぁん? 滅多に食べれないアイスで有名なお店に行ったやつに言われたかねぇー」
……うわぁ、ものすごーく機嫌が悪い。
ちらっとシグナムさんに視線を向ければ、申し訳なさそうに肩を竦めて苦笑を浮かべてる。
なんとか一度、話題を……あ。
「なのは。緋凰のデバ
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