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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第16話 2つの出逢い
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後ろ、響は指揮をという編成だった。
やっぱ何かを隠してるのか、それとも変わるためにその編成なのかは分からないけど。もっと本音を引き出せたらなー。
いや、それ以前に。
「……もっと流とも話してやんなよ」
「……心でも読んだの? 今丁度思ったけど」
あ、震離落とされた。あ、流が負けたわ。
そういえば。
「ねぇ奏。震離って実は大人しい人だったりする?」
「……さぁ? 何を見てそう思ったの?」
「それを聞く? まぁいいけど……スバルもそうだからよ。さて、次ヴィータさんのところで近接対応だけど、奏は?」
「私はフェイトさんの所で機動チェック、エリオとキャロと入れ違いになるねー」
一瞬だけ、目が鋭くなった。ということはやっぱり震離も根っこは大人しい人なのね。スバルとそっくりだわ。
「ま、人見知りする子だけど。別にティア達がきらいだからーとかそういう事は無いから安心してよ」
「……奏がそう言うなら信用出来るわ。それじゃまた」
「うん、頑張ってヴィータさんを凌いでね」
「……頑張るわ」
ヴィータさん……最近ある程度捌けるようになったの見越して、本来の力押しも入れてきたから対処し辛いのよね。
隊長陣という壁もそうだけど、同じ分隊に居る人達も強いしまだまだ大変だわ。
よし、頑張ろう!
――sideシグナム――
知り合いの刀匠との交渉がようやく実を結んだ。
正確には実力もない者にくれてやる刀は無いと突っぱねられていた。実力はあると伝えてもなかなか……いや、完全に話を聞いてはくれなかった。
理由はいくつか有るのだろうが、一番の理由は天瞳流御用達の刀匠ということも在り、少々厳しいところが有る。
特に天瞳流にはDSAAランカーの1人が居ることもあって人気のある流派だ。
それにあやかり、刀を欲する者も後は絶えない。真似をして自身のデバイスの武装とするものが多く、慣れていない故に怪我をする者、刀を剣の様に扱い折れてしまうと苦情を入れてくる者の対応をしていった結果が今なのだ。
だが……テスタロッサと緋凰の勝負を見せたのは正解だった。
これを見せても変わらないというのなら、諦めるしかないと考えていた。
流石は天瞳流が贔屓にする刀匠。即座に緋凰が刀とは呼べないものを使っていた理由に気づき、最後の一打も。ちゃんとした1品ならば勝っていたと断言していた。
その上でもう一度依頼を出した。どうかこの者の為に刀を打っては頂けないかと頼んだ結果。
1本ならば制作に取り掛かると言ってくれた。そして、もう1本は既に作られていた刀を譲り受けた。
なんでも、きちんと刀を扱える人を……天瞳流の師範代に
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