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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百二十二話 両陣営は戦闘後の立て直しに入ります。
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者――を放ったことを悟ったのだ。
「グリーンヒル大尉、艦隊の損傷率を報告してほしい」
ヤンはグリーンヒル大尉を見た。大尉はすばやくファイルをめくり、目的の頁を探し出す。
「はい、我が艦隊の損傷率は79、5%、内、完全破壊されたのは69%、死傷者154万5827人。内、死者は143万0267人です」
「7割損失か。」
「結果、当初20,500隻あった艦艇の内、完全に機能する残存艦艇は4,200隻。修理必要艦艇は2,150隻、ですが、内1,049隻については廃棄せざるを得ない状況です。旧第十七艦隊旧第十三艦隊の損害比率は3・87:6・13という結果です」
ヤンはと息を吐いた。ウィトゲンシュティン中将から継承した旧第十三艦隊の人員を多数殺してしまった。自由惑星同盟においては艦隊は国家の物であり、提督の私物ではないが、ウィトゲンシュティン中将が旧第十三艦隊にかけるおもいは並々ならぬものであることをヤンは知っていた。帝国亡命者の「家長」として家を守る。その責務を彼女は良く果たしていた。それを一瞬のうちに無に帰してしまったことを、なんといえばよいかわからない。
彼女は怒るだろうか、などと埒もないことをヤンは考えてみる。そしてそのことについてすぐに脳裏から消した。怒る、怒らないなどと言う単純な表現を遥かに超越することをやってしまっているのだから。
「アッテンボロー、フィッシャー提督。貴官らには艦隊の再編と訓練、補充をお願いしたい。後方にいる予備兵力のうち我が艦隊に再編して遜色ない働きができる部隊情報は既にグリーンヒル大尉にまとめてもらっている。それを精査してほしい」
「了解です」
* * * * *
会議が終わり、三々五々諸提督たちは自らの座乗艦に戻るべく戦艦ヒューベリオンのシャトル発着エリアに向かっていく。
「コーデリア殿下」
背後で声がかかったので、コーデリア・シンフォニ―中将は振り向いた。
「あなたもこの世界にやってきていたとは驚きでした。」
「そんなこと、シャロンがとっくに知り尽くしていると思っていたけれど?あなたには情報がいきわたっていなかったの?」
「それは・・・・どうでもいいことです」
「あなたが言い出したことではなくて?」
コーデリアは面白そうにティファニ―を見つめる。
「そんなことよりも、です。何故ヤン・ウェンリー提督を掩護しなかったのですか?」
「あら、意外なことを聞くものね。シャロン派閥のあなたなら、ヤン・ウェンリーなどむしろ邪魔者扱いするだろうと思っていたのに」
「私の事はどうでもいいのです。殿下、あなたの考えを伺いたいのです。何故――」
ティファニ―は胸に抱きしめていたファイルをぎゅっと抱きかかえた。
「私たちはこの世界
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