ハイスクールD×D 照らし出す光 3
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点、ミッテルトさんは女性ですし、何より初めてだったんです。何の打算もなく誰かと笑い合うのって」
「えっ、あの暇潰しに一緒にやったマイティブラザーズのことッスか?」
そういえばあれ回収忘れてるッスね。取りに行かないと。
「ミッテルトさんにとっては本当に気まぐれで、誰でも良かったのかもしれません。ですが、それが嬉しくて、楽しかったんです。誰もが私を聖女の、魔女のフィルターを通してでしか見てくれなくて」
「粗雑に扱われて嬉しいとか言わないで欲しいッスよ」
「私自身を見ないのは粗雑に扱っていると思いますよ。極論、無関心なんですから」
「なるほど。それでも命をかける程ではないと思うッスよ。そのまま道連れに死んでいたかもしれないッス」
「それもまた良いのではないでしょうか?少なくとも残されて寂しくなることはないですから」
「寂しくない、か。そうッスね。寂しいのは嫌ッスね」
「はい。だから、勝手に逝こうとしないでください。ミッテルトさんが納得できたとしても私は納得できませんから。自殺だけは絶対に許しません」
「はぁ〜、普段は自分の主張をしないアーシアがここまで我を押し出したんッス。よぉござんしょ。ストレスごと相乗りで地獄を楽しむッスかね」
「地獄ですか」
「クソみたいな、他人を食い物にするような奴らがゴロゴロいる場所を地獄と言わないで何だって言うんッスかね?その分、信頼も信用もできる奴らに会える場所でもあるんッスけどね」
パラドや永夢、それにアーシア。ウチにはもったいない奴らばっかりッスよ。
「社長、ミッテルト様とお連れの方がお会いしたいと」
「此処に通せ。それとコーヒーを3人分」
「かしこまりました」
思ったよりも早い来訪に完成がギリギリ間に合っていない。後少しで完成する以上、待たせてでも今日中に渡すべきだろう。
「チーッス、色々文句とお礼参りに来たッスよ」
「遅くにすみません」
「おぅ、そっちのソファーで少し待っていてくれ。ちょっと手が離せなくてな」
秘書が持ってきたコーヒーとお茶菓子を楽しませている間に完成させる。完成した物と以前から存在している物をミッテルトに投げ渡す。
「なんすか?これ」
「バグルドライバーと今のお前の元になったプロトギリギリチャンバラガシャットだ。バグスターとしての本来の力を引き出すために使う。ゲーマドライバーとギアデュアルγはアーシアに預けておけ」
「へぇ〜、っと、そうじゃなくて、よくもアーシアを危険な目に」
「お前が宿主を決めていれば何の問題もなかった。アーシア本人に相談もされたから話した。何か異論は」
「……ないッス」
「まあ、そういうわけだ。どうやって生
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