暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第1話『凪風雅、23の誕生日』
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ているわ。」
梨花に言われて雅が窓を覗くと、赤坂達がいた。
「赤坂さんなら心強い。それじゃあ、今から行ってくるから。」
雅はスーツを着て外へ出て行った。
「さて、俺達も準備を始めるか。」
雅が出て行ったことを確認すると、圭一達は行動を開始する。
「やあ、雅君。お久しぶり。」
「富竹さん、こちらこそお久しぶりです。」
富竹と雅は会釈を交わす。
「移動の護衛は僕と赤坂さんに任されているから、安心してほしい。」
「そうですね。今、ディロードライバーはフェイトに預けています。何か起きても僕自身の自衛手段は限られています。本日は警護、お疲れ様です。」
雅は富竹に案内されて車に乗り、国家樹立の時に建てられた凪風雅記念ホールに案内される。
「凪風様、本日はお待ちしておりました。」
現国家代表が雅に挨拶をする。
「国家代表、並びに各省庁の大臣、本日はよろしくお願いします。」
雅は深々とお辞儀をする。
「これから国家象徴となられるお方がお気を遣わなくても。」
「いえ、礼には礼を以て尽くす。それが我が家系の慣わしですので。」
国家代表の言葉に雅は対応する。
「凪風様、それでは十時より、国家象徴授受式を行います。こちらの中央ホールへ。」
国家代表に案内され、雅は中央ホールへ向かう。
その頃テレビでは雅の国家象徴授受式が生放送で流れていた。
「とうとう雅さんも、この国の象徴になるのか。」
圭一は感慨深く言う。
『たった今、雅様が中央ホールに向かわれました。授受式はこの後十時に行われる予定です。それでは街頭インタビューに入ります。』
今回の国家象徴授受について、どう思う?とテロップが出る。
『はい、そうですね。この国は雅さんがいないと成り立たないので、いいことだと思います。』
『確かに、あの悲惨な事件を起こしたけど、それのおかげで今こんなに平和になったんだし、いいんじゃないですか?』
『理由があっても、悪人を擁護する政府は今すぐ解散しろ!』
『正直、国家象徴が決まっても、この国は変わりませんよね。』
『どんなことでも、おめでたい話はおめでたい話でしょう。』
インタビューでは様々な意見が流れる。
「それにしても、雅さんを使って政府批判とか、反対派は何がしたいんだよ。」
圭一は感想を言う。
『はい。街頭アンケートの結果ですが、半分近くの人が、今回の国家象徴授受に反対しているみたいですね。』
アナウンサーが表を出す。表の下には、『百人に質問』と書かれていた。
「百人にアンケートって、そんなのなんの統計にもならないだろ。」
「内閣府の世論調査だと、八割が賛成になっているのです。」
圭一の意見に羽入が答える。
『それではただ今より、国家象徴授受式が始まります。』
「雪面が広がる中、新たなる息吹が
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