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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第013話 3日目・2月02日『弓兵の正体と魔術の終着点』
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た時に再度この話をしてくれ」
そう、今はな…。
凛は納得のいかない表情をしていたがすぐに思考を切り替えたようで、
「ええ、わかったわ。その時になったらまた話してよね?」
「くくっ…了解だ、マスター」
「それとあんたは私を裏切ったりしないわよね?」
「何を当然のことを…私のこの聖杯戦争に参加した本当の目的は理想を目指している衛宮士郎を殺すことだ。
それが失われた今、後は自身に与えられたサーヴァントという使命を死ぬ最後まで果たすことだ」
「なんか参加した理由が釈然としないけれど…それを聞いて安心したわ。それじゃ後はこの馬鹿げた戦争をさっさと終わらせることを考えていきましょう」
「無論だ。凛と志郎は必ず私…そしてセイバーとキャスターが守り抜くことを約束しよう」
「そう、頼りにしてるわね、アーチャー」
「承知した」
それからもう話は終わったようなので凛は自室から着替えやその他もろもろ必要なものをボストンバックに詰めてやってきた。
だが顔が笑っている…。ちなみにあくまの笑顔のほうだ。
言わずともわかっている。ああ、わかっているとも。運べばいいのだろう?
やはりどこまでいっても遠坂凛は遠坂凛だ。
ゆえに内心で「地獄に落ちろ」と言って無言で荷物を凛の代わりにすべて持って衛宮の屋敷に向かった。
Interlude out──
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