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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第011話 3日目・2月02日『共同戦線協定(前編)』
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。
「そう…これが私の投影。
一度解析で見たものは、
創造理念、基本骨子、構成材質、制作技術、成長経験、蓄積年月…それらすべてを再現して本物に近い贋作を作り出せる異端の投影です。
属性が“剣”ですからそれに近い武器も複製可能ですね。それでランサーの真名も分かったようなものです」
ッ!? ランサーのゲイボルクも解析できたというの!?
まさに封印指定ものだわ!
「…つまりあなたの使う解析魔術は投影魔術をする延長線上のものでどんなものでも複製可能ってわけ?」
「どんなモノでも、というわけではないです。あくまで武器、防具にカテゴリーされるものばかりです。他のものは投影できても存在強度が足りないため次第に消滅しますから…」
それだけでも十分凄すぎるわよ!
志郎がまどろっこしく言うのも納得いくわ。
これがもしセイバー、キャスターがいなくて、そして尚且つ聖杯戦争でもなかったら私はこの子をどんな手を使ってでも匿う算段を取り付けるわよ。
これは異常、だけで片付けるほど簡単なものじゃない…。
もし魔術協会に知られればこの子は一生幽閉が目に見えている。
そんなことを考えているとさらに志郎は驚くことをしてくれた。
なんと数本もの剣を空中に浮かばせていた。
なんでもバーサーカー戦では魔力の籠もった剣を出来る限り投影。
そして打ち出してそれらすべてを心臓に集中させて鉄壁の体を一度貫き、さらにとどめとばかりに心臓に密集した剣全ての幻想を解き放って大爆発を起こさせたという。
…なんて、こと。
それじゃ志郎はサーヴァントの一度限りの最後の手である宝具破壊を何度もできるってことじゃない!?
「だから絶対内緒にしてほしいんです。自分でいうのも悲しいですけどこんな異端な魔術回路に投影魔術…封印指定は確定ですから」
「ええ、そうね…。私だったからいいものの他の魔術師に知れでもしたら大変な騒ぎになるわ」
そう、もう志郎の投影は等価交換なんてへったくれもあったものじゃない代物…。
さすがにアーチャーも驚いているようだった。
だが驚きようがどうも私とは違うらしい。
「では衛宮志郎…お前はもしかして宝具すらも投影できるのではあるまいな?」
なんて…とんでもないことをアーチャーは言い出した。
Interlude out──
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