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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第009話 3日目・2月02日『校内での争い』
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いたことから当時の私以上なのは確かなことだ。
「それじゃまずは廊下を直しますか?」
「え…? えっと、そんなに壊した?」
「一点集中させて抉ったのによく言えますね?」
まったくその通りだ。
私から見てもあの地面は悲惨なものと化している。
それで凛はなにか呪文を唱えようとしていたが、衛宮志郎が壊れた地面に手を触れてなにかをしようとしていたので凛ともども見学することにした。
だが次の瞬間、驚いた。
衛宮志郎がトレース・オンと唱えただけでそこの物質が変化して地面の傷がまるで何事もなかったかのように塞がっていたのだ。
「変化の魔術か…オーソドックスなものを使うのね? でも出来がすごいわ。一般のものより完成度が高いし…」
「私は使える魔術が少ないですから徹底してきたんです」
「なるほど…」
「でも驚きました。遠坂さんってそっちが地なんですね。綾子が言ってたけど本当に別人みたい…」
「まあ、ね。それじゃとりあえずは応急処置も済んだし人払いも解いたから騒がれる前にここを出ましょう」
「そうですね。それじゃいこっか、セイバー?」
「わかりました」
私の驚きをよそに三人はその場を後にした。
まさに驚きの連続だな。
衛宮志郎は当時の私と比べるのもおかしいほどに魔術師をしている。
使える魔術もおそらく私とそう変わらないだろうがいかんせん完成度がすごい。
甘く見ていては先ほどの二の舞になる。用心せねば…。
Interlude out──
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