暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第006話 2日目・2月01日『教会と狂戦士』
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
とっても三人ともいいリズムだね。でも少しばかり力不足かな?」
「っ…!」

私はおもわず舌打ちをして今にも何度もバーサーカーの斬撃を受けて吹き飛ばされそうになっているセイバーを見た。
このままではセイバーは力負けをして重傷を負うことは目に見えている。
私が今できることは…作り出すこと。
バーサーカーに対抗できる武装を検索。該当数件確認。やるしかない!

「キャスター…少しだけバーサーカーの動きを鈍らせることはできるかな!? このままじゃセイバーがやられちゃうから!」
「は、はい。できることはできますが…なにをするつもりなのですか志郎様?」
「うん。ちょっと自信がないけど通じるかどうか試してみたいことがあるの」

私は力強く拳を握りキャスターはそれに答えてくれたのか一度頷いてバーサーカーに向けて手をかざして、

「────“圧迫 (アトラス)”────」
「なっ!?」
「■■■■■■―――ッ!!?」

キャスターが高速神言のスキルで一瞬にしてバーサーカーの周囲を重力という力が圧し掛かった。
セイバーもそれで余裕ができて私の前まで戻ってきた。
そして私がある言葉を唱えたと同時に聖剣の鞘を一時的に解き放って私が指定した場所を切り裂いてと念話で伝え、

投影開始(トレース・オン)!」

魔術回路に撃鉄を落とし、数にして10本以上の黒鍵や魔力を持った剣の設計図を起こし、

工程完了(ロールアウト)全投影(バレット)待機(クリア)…!」

私自身も弓に一本の強化を施しまくった無銘の魔剣を番えて、それを弦を引き締めて放ったと同時に、

停止解凍(フリーズアウト)全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)!!」

設計図に起こしていた剣達を私の背後の空中に出現させそれを一気にバーサーカーに向けて放った。
だがそれだけではセイバーの剣をも防ぎきった強靭な肉体に弾かれるだろう。
だから放った剣達をバーサーカーの心臓一点に集中させて、

剣軍(ソードアーミー)一点集中(コンセントレート)!」

私の指示のもとに全ての剣が最初に放った魔剣に連なるように重なり、重力という足枷で動きが鈍くなっているバーサーカーの心臓部へと到達し魔力を注ぎ込み威力をさらに上げる。
まだ貫けない! でも、負けない! 私は渾身の意を持ってただ剣達に貫いてと強く念じた。
そしてついに一本の魔剣がその肉体にめり込んだ!
続く形で剣達はバーサーカーの心臓部に刺さっていく。たとえ強靭な肉体を持っていても内側までは柔らかいはず。
私は手ごたえを感じて痺れる魔術回路にさらに鞭打って、

「幻想、破壊!」

最後の指示とも言う命令で幻想を開放させて爆発を引き起こし、さすがのバーサーカーも内部からで
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ