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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第004話 2日目・2月01日『聖杯戦争の真実』
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うん、そうね。
でもまず目先は二人の衣装よね。
いつまでもその格好でいるわけにはいかないから。
セイバーは…うん、私と体長は同じくらいだからとりあえず私のを貸してあげるわ。
今日は学校を休むつもりだから午後になったら買い物に行きましょう」
「そうですね。セイバーは普段着でいけるでしょうから私は霊体化してついていきましょう」

話が決まったので私はまず最初に藤ねえに今日は学校を休むと連絡を入れた。
いきなり家の中に場違いな服装をした人がいたら困るものね。
それで電話はしてみたんだけど…、

『志郎、大丈夫!? あんた今まで風邪なんて一度も引いたことなかったじゃない!? これは一大事だわ!』
「大丈夫、大丈夫だから。それに今はお客さんも来ているからこちらも準備できていないから明日になったら紹介するね」
『…お客さん? どんな奴らよ…?』
「お父さんの知り合いらしいの。詳しい話はまた明日話すから今日学校は休むって伝えておいてほしいな」
『うーーー…どんな人か気になるけど、明日になったら紹介してよね!? それと今日はしっかりと休むのよ! 桜ちゃんにも伝えておくから』
「ありがと藤ねえ。それじゃまた」

私は受話器を置いて一息ついていた。
藤ねえの言葉の音量は受話器越しでも響いてくるから頭が少し痛かった。

「タイガという人物は相当シロのことを心配しているのですね」
「少し…いやかなり態度がでかいから相手をするのは苦労するけど…いい人だから二人もきっと気に入ると思うよ」
「楽しみですわね」
「はい」
「それじゃ今日はゆっくりできるから三人分の食事を作るね」

私は二人を居間に残して昨日の残りを加えながら料理を作ることにした。
キャスターは楽しそうな顔をしていたが、なぜかセイバーは食事という単語が出た瞬間、なんだろう? 一瞬苦い表情をした。
そこで気づいたことだけど昨日はキャスターもその話題になったら同じような顔になったことを思い出して、それじゃ少し気合いを出して作ろうと台所で少しだるい体に活を入れた。


そして食事が出来上がり三人で食べることにしたけど、そこで部屋が微笑ましい空間に変わった。

「(パクパクパク…)」
「………」
「………」
「(モグモグモグ…)」
「………」
「………」
「(ゴックン…)シロ、この料理はとても美味しいですね。
…どうしたのですか二人とも? 私の顔になにかついていますか? 食事もせず私の方を見ていますが…」

セイバーは一つ一つの料理を口に運ぶたびに何度も味を確かめるようにコクコクと頷きながら時折小さな笑みを浮かべてまた食事を繰り返す。
そのようなやり取りを私とキャスターはずっと見ていたため食事に意識がいっていなかった。
だってとってもセイバーが
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