暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
幕間 二幕 無限書庫
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
とした人が来たから」

「な……! いや……え!?」 
   
 事情を聞けば、アコース査察官とクロノの元にそれぞれ連絡が行ったと、アコース査察官にはここの地図と、僕がここで殺されるという連絡。クロノの元には――
 
「……そうか。しばらく本局内部も混乱するね」

「いや、当然さ。元々時間を掛けて行くつもりだったが、証拠音声も取れたし、何より実行犯も捕まえられた。
 クロノ君が本気で怒ったからね、これくらいは直ぐさ」
 
 クロノいわく、僕の駒に手を出すとはいい度胸だとのこと。
 駒って……もっとこう……何か……くそう。
 
「それにしても、先生を救ったお面の子……ね。まさか僕対策もしてるとは思わなかった」

「……匂いは辿れないだっけ?」

 苦笑いを浮かべるアコース査察官。彼の持つレアスキル、ウンエントリヒ・ヤークト (無限の猟犬)は彼に変わって探査、捜索を行えるという召喚型のスキル。
 精製時に込められた魔力が尽きるその時まで、自立行動を行い続けることが可能で、セキュリティ・障害物を越えての建造物への侵入、コンピュータにアクセスしての情報収集を行えるという優れもの。
 だけど……猟犬だけど、匂いまでは追えないというのが今回仇となった。
 
 僕を助けてくれた女の子を追うことが出来なくなってしまった。当然ソーンも既に消えていた。一応両者共関係は有るんじゃないかという可能性も有るけれど……。
 
「……なるほど、日本系の訛り。先生が言うならそうなんだろう。一応その周りを調べてみるけどね」

「うん、お願いするよ」

「僕もお礼がいいたいからね。それに存外はやて達の側にいるかも知れない」

「……どうだろう」
   
 ここに居ない皆を思い出す。この前のオークションで少しだけ話をしたけれど、もみ消された事実に皆苦しんでいた。
 クロノもその件については、歯がゆそうにしてたっけ。当てつけみたいに面倒な依頼出してきたけど。 
   
 うーん……暗殺未遂があったってなのは達に言うかな……?
 
 気がつけば時刻は夜中に。しばらくは大人しく、でも調査は進めなくちゃ。レリックの事について、もっと細かく。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ