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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
幕間 二幕 無限書庫
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…が!?」
こんの……馬鹿じゃないの力強すぎ!
鋼線を使って、場合によっては五体満足じゃ済ませないと思ってたのに……! こいつ、ほんとに人!?
「司書長さん! もう持たないからそこ避けて、早く!」
「う、うん!」
貫手の射線上からどいたのを確認した瞬間、縛り付けてた鋼線を緩めると同時に壁に貫手が突き刺さった。
即座に、二人の間に割って入って司書長さんの腕を掴んで距離を取る。
「そこの三流。一つ聞きたい、お前どこの回し者だ?」
「……それを言うと思って?」
不敵な笑みを浮かべる三流。肩まで伸びた紫の髪が揺れている。
「……悲しい話。内部の回し者は事前に対策を打ってあった教会の騎士が同行という対策が。でも、アンタの襲来は全く別問題だ。
お前、違う枠から依頼受けただろ?」
ここに来て予定データを見てると、既に対策が成されていた。名将クロノ・ハラオウンの依頼で、教会から騎士としても活動してるシスターが何人か同行すると今日発表された。
おそらく何らかの方法で事前に知って対策したんだろう。
ならば余計なことをしたなと考えてたけど……妙なタイミングで緊急依頼が入り、対応に回った。
まさかまさかと考えてたら……案の定だよ全く!
ここで退いて来れたら御の字だけ、ど。
「だったら……気持ち悪い仮面ごと、ユーノ・スクライアを殺しましょう」
「あら、般若面知らない? でも、まぁ……やってみな」
右手に爪状の武器。親指、人差し指、中指に三本の刺突、切裂く事が出来るであろう爪が装着されたのが分かる。一応顔隠すために般若面被ってるけど、見づらいが……そんな事言ってる場合じゃない。
多分あれ……こっちの鋼線位なら容易く切り落とせる。
「君、僕はいいから。直ぐに逃げなさい!」
「……いや、狙われてる人置いて逃げるわけないじゃないですか」
一応ここに来るまで仕込みは済ませてある、なるべく情報を引き出すか。
「貴女も、ユーノ・スクライアも逃がすと思って?」
そう言って左手をかざした瞬間、唯一の出入り口からガチャリと鍵が掛かる音が。わかりやすい逃がす気はないという意思表示。
……ごちゃごちゃしてないでさっさと殺さないから三流ってんだ全く。でも、丁度いい。
「……参ったなぁぁ、こんなのが来るなんて聞いてない。冥土の土産に、なんで殺すか教えてくんない?」
「……言うと思って?」
ですよね。どちらにしろ、この人の身辺調査は行われるだろうから一旦置いておいても後に調べればいい。
「さて、後はもう殺すだけ? 遺言残すのも駄目?」
「時間は有限ですから――死ね」
腰を低くしたのを目にした
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