『ルイズが召喚したのが、コラッタだったら?』
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ガブリっ。
2年生に進級するための進級試験である、使い魔召喚の儀式で、あとは、キスだけとなった時、顔を近づけたら噛まれた。
30センチはあろうかという大きなネズミのような生き物の発達した前歯が、ルイズの顔に食い込む。
ぎゃああああ!っと、ルイズは、悲鳴を上げ、ネズミを引き剥がそうとした。その際に、ネズミの口の一部がルイズの口に当たった。
その結果、ルーンが刻まれ、ネズミの方が悲鳴を上げて離れた。噛まれたルイズは、顔からだ〜らだら血を流した。
保健室で絆創膏を張ってもらい、ルイズは、ムスッとした。
というのも、ルーンが刻まれ終わったものの、ネズミのような生き物に手を出すと、また、ガブリ。怒ってムチを出すと長い尻尾で弾かれる。見かけによらず、このネズミ、強かった。
フーッ!と威嚇してくるため、ルイズは、餌抜き!っと言い渡して、ふて寝した。
それから数分後ぐらいだろうか。ガリガリガリガリ…っと、硬い物を囓る音が部屋に響き渡りだした。
うるささでで起きたルイズが見たのは、固定化の魔法がかけられていて強固な寮の壁を囓って穴を空けかけているネズミだった。
やめなさい!っと叫び、ネズミを掴んで止める。そして、ガブリ。また噛まれた。
翌日、壁の穴を直して貰うよう依頼してから、ネズミに餌を与えようと思った。
しかし何を食べるか分からないなぁっと思ってたら、コラッタだぁ!と驚いているメイドがいた。
話を聞くと、このネズミの名は、コラッタ。
シエスタというメイドの故郷の近隣に棲む、他では見られないネズミだそうだ。
何を食べるのかと聞くと、一生歯が伸びるので硬い物をあげたらどうですか?っとアドバイスをもらった。
そこで、硬い木の実をシエスタが持ってきてコラッタに与えた。コラッタは喜んでガリガリと食べた。基本的には雑食だそうだ。
それと、歯が伸びすぎると餓死するらしいので注意してくださいね、っともアドバイスをもらった。
昨日餌抜きにしてしまったので、コラッタはよく食べた。
それにしても、固定化の魔法をかけられている壁に穴を空けるほどの歯なのに硬い物を囓らないと伸びすぎるなんて…っとルイズは不思議に思った。
あと、コラッタは、ラッタという成長した姿にもなるそうだとシエスタに教えてもらった。
コラッタは、所構わず硬い物を囓りたがった。そのため、学院のあっちこっちが歯形だらけに。
一日中餌を探す習性ゆえに、うっかりギーシュがモンモランシーからもらった香水の瓶を飲み込んでしまった事件が起こり、騒ぎに。
ギーシュが吐かせようとコラッタをワルキューレで攻撃を
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